蝦で鯛を釣るについて
蝦で鯛を釣る
えびでたいをつる

言葉 | 蝦で鯛を釣る |
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読み方 | えびでたいをつる |
意味 | わずかな元手や労力で大きな利益を得るたとえ。略して「えびたい」ともいう。 |
出典 | - |
別表記 | 海老で鯛を釣る(えびでたいをつる) |
類句 | 雑魚で鯛釣る |
麦飯で鯉を釣る(むぎいいでこいをつる) |
使用されている漢字
「蝦」を含むことわざ
蝦で鯛を釣る(えびでたいをつる)
「鯛」を含むことわざ
魚は鯛(うおはたい)
魚のなかでは鯛が最上であるということ。比喩的に同種類の中の最上をもいう。
腐っても鯛(くさってもたい)
優れたものは、痛んでもそれなりの値打ちがあるというたとえ。
鯛なくば狗母魚(たいなくばえそ)
よいものがない時には、それよりも劣っていても代わりのもので我慢するより仕方がないというたとえ。「狗母魚」は、かまぼこの材料となる魚で、鯛がなければ狗母魚を使うしかないという意から。
鯛の尾より鰯の頭(たいのおよりいわしのかしら)
大きな集団の最後についているよりも、たとえ小さな集団でもその先頭に立つほうがいいというたとえ。
鯛も一人では旨からず(たいもひとりではうまからず)
どんなにおいしいものでも、一人で食べるのではおいしくない。大勢で食べる食事のほうがおいしいということ。
河豚にも中れば鯛にも中る(ふぐにもあたればたいにもあたる)
運の悪い時には、安全であるはずのものでも害になることがあるというたとえ。毒のある河豚は中毒の危険があるが、毒のない鯛でも害になることもあるということ。
「釣」を含むことわざ
秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)
秋の日が急速に暮れていくようす。秋の日が、井戸の中へ釣瓶が垂直に速く落ちるように暮れていく意から。
お釣りが来る(おつりがくる)
十分に足りていて、余りが出ること。
高い舟借りて安い小魚釣る(たかいふねかりてやすいこざかなつる)
好きな事のためには、損得など考えないということのたとえ。
提灯に釣り鐘(ちょうちんにつりがね)
釣り合わないこと、比較にならないことのたとえ。提灯と釣り鐘は形は似ているが重さがまるで違うことから。
釣った魚に餌はやらぬ(つったさかなにえさはやらぬ)
親しい間柄になったあとは、相手の機嫌をとる必要はないということ。多く男女の仲についていう。
釣り合わぬは不縁のもと(つりあわぬはふえんのもと)
身分や財産などの釣り合いが取れない男女の結婚は、うまくいかなくなることが多いということ。