海老で鯛を釣るとは
海老で鯛を釣る
えびでたいをつる
言葉 | 海老で鯛を釣る |
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読み方 | えびでたいをつる |
意味 | わずかな元手や労力で大きな利益を得るたとえ。
略して「海老鯛(えびたい)」ともいう。 また、「蝦蛄(しゃこ)で鯛を釣る」「雑魚(ざこ)で鯛を釣る」「飯粒(めしつぶ)で鯛を釣る」「麦飯(むぎめし・むぎいい)で鯉を釣る」「鼻糞で鯛を釣る」などともいう。 |
異形 | 蝦で鯛を釣る(えびでたいをつる) |
蝦蛄で鯛を釣る(しゃこでたいをつる) | |
雑魚で鯛を釣る(ざこでたいをつる) | |
飯粒で鯛を釣る(めしつぶでたいをつる) | |
麦飯で鯉を釣る(むぎめしでこいをつる) | |
鼻糞で鯛を釣る(はなくそでたいをつる) | |
使用語彙 | 鯉 / 雑魚 / 蝦蛄 |
使用漢字 | 海 / 老 / 鯛 / 釣 / 蝦 / 蛄 / 雑 / 魚 / 飯 / 粒 / 麦 / 鯉 / 鼻 / 糞 |
「海」を含むことわざ
- 海驢の番(あしかのばん)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
- 海に千年山に千年(うみにせんねんやまにせんねん)
- 海の事は漁師に問え(うみのことはりょうしにとえ)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる)
- 海賊が山賊の罪をあげる(かいぞくがさんぞくのつみをあげる)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
「老」を含むことわざ
- 生まれながらの長老なし(うまれながらのちょうろうなし)
- 老い木に花(おいきにはな)
- 老い木に花咲く(おいきにはなさく)
- 老い木は曲がらぬ(おいきはまがらぬ)
- 老いたる馬は路を忘れず(おいたるうまはみちをわすれず)
- 老いたる馬は道を忘れず(おいたるうまはみちをわすれず)
- 老いては子に従え(おいてはこにしたがえ)
- 老いてはますます壮んなるべし(おいてはますますさかんなるべし)
- 老いの一徹(おいのいってつ)
「鯛」を含むことわざ
- 魚は鯛(うおはたい)
- 腐っても鯛(くさってもたい)
- 鯛なくば狗母魚(たいなくばえそ)
- 鯛の尾より鰯の頭(たいのおよりいわしのかしら)
- 鯛も一人は旨からず(たいもひとりはうまからず)
- 鯛も独りは旨からず(たいもひとりはうまからず)
「釣」を含むことわざ
- 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)
- お釣りが来る(おつりがくる)
- 高い舟借りて安い小魚釣る(たかいふねかりてやすいこざかなつる)
- 提灯に釣り鐘(ちょうちんにつりがね)
- 釣った魚に餌はやらぬ(つったさかなにえさはやらぬ)
- 釣り合わぬは不縁のもと(つりあわぬはふえんのもと)
「蝦」を含むことわざ
- 蝦で鯛を釣る(えびでたいをつる)
- 蝦蛄で鯛を釣る(しゃこでたいをつる)
「蛄」を含むことわざ
- 螻蛄になる(おけらになる)
- 螻蛄芸(けらげい)
- 螻蛄才(けらざい)
- 螻蛄の水渡り(けらのみずわたり)
- 蝦蛄で鯛を釣る(しゃこでたいをつる)
「雑」を含むことわざ
「魚」を含むことわざ
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 網心あれば魚心(あみごころあればうおごごろ)
- 網にかかった魚(あみにかかったうお)
- 網に掛かった魚(あみにかかったうお)
- 網にかかるは雑魚ばかり(あみにかかるはざこばかり)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 魚と水(うおとみず)
- 魚の木に登るが如し(うおのきにのぼるがごとし)
- 魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
- 魚の水に離れたよう(うおのみずにはなれたよう)
「飯」を含むことわざ
- 朝飯前(あさめしまえ)
- 朝飯前のお茶漬け(あさめしまえのおちゃづけ)
- ある時は米の飯(あるときはこめのめし)
- いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし)
- 同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう)
- 思し召しより米の飯(おぼしめしよりこめのめし)
- 臭い飯を食う(くさいめしをくう)
- 食わぬ飯が髭に付く(くわぬめしがひげにつく)
- 米の飯と女は白いほどよい(こめのめしとおんなはしろいほどよい)
- 米の飯と天道様はどこへ行っても付いて回る(こめのめしとてんとうさまはどこへいってもついてまわる)
「粒」を含むことわざ
- 足の裏の米粒をこそげる(あしのうらのこめつぶをこそげる)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 小言八百愚痴千粒(こごとはっぴゃくぐちせんつぶ)
- 山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
- 粒が揃う(つぶがそろう)
- 一粒の麦(ひとつぶのむぎ)
「麦」を含むことわざ
- 死にたいと麦飯食いたいほど大きな嘘はない(しにたいとむぎめしくいたいほどおおきなうそはない)
- 菽麦を弁せず(しゅくばくをべんせず)
- 蕎麦の花も一盛り(そばのはなもひとさかり)
- 麦秀の嘆(ばくしゅうのたん)
- 彼岸過ぎての麦の肥、三十過ぎての男に意見(ひがんすぎてのむぎのこえ、さんじゅうすぎてのおとこにいけん)
- 一粒の麦(ひとつぶのむぎ)
- 麦と姑は踏むが良い(むぎとしゅうとめはふむがよい)
「鯉」を含むことわざ
- 生け簀の鯉(いけすのこい)
- 生簀の鯉(いけすのこい)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)
- 鯉口を切る(こいぐちをきる)
- 鯉の滝登り(こいのたきのぼり)
- 鯉の一跳ね(こいのひとはね)
- 俎上の鯉(そじょうのこい)
- 俎板の鯉(まないたのこい)
「鼻」を含むことわざ
- 麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
- 得手に鼻つく(えてにはなつく)
- 女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)
- カボチャに目鼻(かぼちゃにめはな)
- 南瓜に目鼻(かぼちゃにめはな)
- 木で鼻(きではな)
- 木で鼻をくくる(きではなをくくる)
- 苦しい時は鼻をも削ぐ(くるしいときははなをもそぐ)
- 彩ずる仏の鼻を欠く(さいずるほとけのはなをかく)
- 酸鼻を極める(さんびをきわめる)