思し召しより米の飯とは
思し召しより米の飯
おぼしめしよりこめのめし
言葉 | 思し召しより米の飯 |
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読み方 | おぼしめしよりこめのめし |
意味 | 思いやりのある言葉よりも実際に役に立つものをもらうほうが有り難いということ。
口先だけの好意より、腹の足しになる米の飯をもらうほうが有り難いとの意から。 「召し」と「飯」の語呂合わせの言葉。 |
場面用途 | 食事 |
類句 | 案じてたもるより銭たもれ(あんじてたもるよりぜにたもれ) |
情けの酒より酒屋の酒(なさけのさけよりさかやのさけ) | |
情けは質に置かれず(なさけはしちにおかれず) | |
心持ちより搗いた餅 | |
心中より饅頭(しんじゅうよりまんじゅう) | |
使用語彙 | 思し召し / より / 飯 |
使用漢字 | 思 / 召 / 米 / 飯 |
「思」を含むことわざ
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 明るけりゃ月夜だと思う(あかるけりゃつきよだとおもう)
- 悪獣もなおその類を思う(あくじゅうもなおそのるいをおもう)
- 明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
- 頭の濡れぬ思案(あたまのぬれぬしあん)
- 蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
- 蟻の思いも天に昇る(ありのおもいもてんにのぼる)
- あるは厭なり思うは成らず(あるはいやなりおもうはならず)
- 鮑の貝の片思い(あわびのかいのかたおもい)
- 鮑の片思い(あわびのかたおもい)
「召」を含むことわざ
- 思し召しより米の飯(おぼしめしよりこめのめし)
- 金は良き召し使いなれど悪しき主なり(かねはよきめしつかいなれどあしきしゅなり)
- 米の飯より思し召し(こめのめしよりおぼしめし)
「米」を含むことわざ
- 足の裏の米粒をこそげる(あしのうらのこめつぶをこそげる)
- ある時は米の飯(あるときはこめのめし)
- いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし)
- 米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる(こめくったいぬがたたかれずにぬかくったいぬがたたかれる)
- 米の飯と女は白いほどよい(こめのめしとおんなはしろいほどよい)
- 米の飯と天道様はどこへ行っても付いて回る(こめのめしとてんとうさまはどこへいってもついてまわる)
- 米の飯より思し召し(こめのめしよりおぼしめし)
- 米を数えて炊ぐ(こめをかぞえてかしぐ)
- 五斗米のために腰を折る(ごとべいのためにこしをおる)