「米」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 19 件
「米」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
足の裏の米粒(あしのうらのこめつぶ)
1.足の裏にはりついた飯粒のように、じゃまで煩わしく、なかなか離れないもののたとえ。 2.取らないと気持ちが悪いが、取っても食えないもののたとえ。「取る(取得する)」と「取っても食えない(生活の糧にならない)」を掛け、苦労して取ってもそれだけでは役に立ちにくい資格・学位・技術などを指す。 「飯粒」は「米粒」ともいう。
ある時は米の飯(あるときはこめのめし)
手元にあるうちは先を見ずに、あるだけ使い切ってしまう。無くなってからの困り方は承知のうえで、豊かなときは豊かなだけの食い方をする。
いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし)
飽きることのない気楽な生活のたとえ。また、現実はなかなかそうはいかないということ。 昔の人にとって月の光はありがたく、また米の飯は貴重だったため、それが毎日続けば言うことがないとの意から。 「月夜に米の飯」ともいう。
内の米の飯より隣の麦飯(うちのこめのめしよりとなりのむぎめし)
わが家の膳に載る白い飯より、垣根ひとつ向こうの麦の飯のほうが旨そうに映る。よそのものは、こちらより粗末であってもかえって引き立って見えるものだ。
思し召しより米の飯(おぼしめしよりこめのめし)
思いやりのある言葉よりも実際に役に立つものをもらうほうが有り難いということ。 口先だけの好意より、腹の足しになる米の飯をもらうほうが有り難いとの意から。 「召し」と「飯」の語呂合わせの言葉。
粉米も嚙めば甘くなる(こごめもかめばあまくなる)
取るに足らないと思っていたものでも、時間をかけて向き合えば良さが出てくるということ。 「粉米」は、米を搗くときに割れて出る屑をいう。 売り物にならないその米ですら、嚙み続けていれば甘みが立ってくる。
米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる(こめくったいぬがたたかれずにぬかくったいぬがたたかれる)
重い罪を犯した者ほど咎めを免れ、ささやかな出来心のほうが厳しく責められるということ。 米を盗んだ犬は見逃されて、糠をあさっただけの犬が打たれる、という世のあべこべをいう。
米の飯と女は白いほどよい(こめのめしとおんなはしろいほどよい)
飯は白く炊き上がっているほどうまく、女は肌の白いほうがもてはやされるということ。 麦の混じらない真っ白な飯がめったに口へ入らなかったころの、白さをそのまま値打ちと見る言い方。
米の飯より思し召し(こめのめしよりおぼしめし)
腹を満たす馳走を出されるより、そうしてやりたいと思ってくれた心のほうが身にしみる、ということ。 「飯」と「召し」に同じ音を置いて調子をそろえた言い方で、逆さにした「思し召しより米の飯」とは対をなす。
米を数えて炊ぐ(こめをかぞえてかしぐ)
こまごまとしたことにばかり気を取られること。また、一粒の損も惜しんでけちけちすること。 飯を炊くのに米の粒を勘定してから釜へ入れる、というさまを言ったもの。
五斗米のために腰を折る(ごとべいのためにこしをおる)
わずかな俸禄を得るために、人の機嫌をとってぺこぺこ頭を下げること。 中国東晋の詩人陶淵明が、上役が視察に来るので礼服を着るよう求められた時、五斗米のために腰を折ってへつらうのは嫌だと言って断ったという故事から。 「五斗米」は五斗の米、転じてわずかな給料のこと。
しょう事なしに米の飯(しょうことなしにこめのめし)
金がないばかりに、かえって割高な暮らしを強いられることのたとえ。また、それしかできることがないので、やむをえずそれを誇るさまにもいう。 「しょう事なし」は、打つ手が見つからずどうにもならないこと。 麦飯にすれば安く上がるのに、麦を買う銭が手元にないので、やむなく残っている米を炊いて食べる、という意から。
千石万石も米五合(せんごくまんごくもこめごごう)
禄高がいくら増えても、日ごとの膳に載る量までは増えない。取り分の多さと暮らしの実際とは、初めから別のことである。
頼めば越後から米搗きにも来る(たのめばえちごからこめつきにもくる)
真心をつくして頼めば、人は嫌とは言えないもので、難しいことであっても承知してくれるというたとえ。 「越後」は、現在の新潟県。ここでは遠い場所のたとえ。 心から頼めば、遠い場所からでも米搗きに来てくれるとの意から。
天道様と米の飯はどこへも付いて回る(てんとうさまとこめのめしはどこへもついてまわる)
身の置きどころが変わっても、日を浴びることと米を食うことだけは離れずについてくる。 先の当てがなくても食い扶持は絶えない、という励ましのことば。
糠を舐りて米に及ぶ(ぬかをねぶりてこめにおよぶ)
小さなところから食い込まれ、ついには肝心なものまで根こそぎ奪われること。糠をなめ尽くした舌は中の米にまで届くという里のことわざで、漢の呉王濞が領地を削られる危うさを説いたときに引いた言葉。
盗人の上米を取る(ぬすびとのうわまいをとる)
悪人にも、上には上がいるということ。 盗人が盗んだ物の一部を盗み取ることから。
米寿(べいじゅ)
八十八歳。また、その祝い。
「米」の字を分けると、八・十・八になることから。熊野松風は米の飯(ゆやまつかぜはこめのめし)
能の「熊野」と「松風」は、米の飯のように誰からも好まれる名曲であるということ。
- /
- 1ページ
