五斗米のために腰を折るとは
五斗米のために腰を折る
ごとべいのためにこしをおる
| 言葉 | 五斗米のために腰を折る | 
|---|---|
| 読み方 | ごとべいのためにこしをおる | 
| 意味 | わずかな俸禄を得るために、人の機嫌をとってぺこぺこ頭を下げること。
 中国唐の詩人陶淵明が、上役が視察に来るので礼服を着るよう求められた時、五斗米のために腰を折ってへつらうのは嫌だと言って断ったという故事から。 「五斗米」は五斗の米、転じてわずかな給料のこと。  | 
| 出典 | 『晋書』陶潜 | 
| 場面用途 | 給料・俸禄 | 
| 使用語彙 | 五 | 
| 使用漢字 | 五 / 斗 / 米 / 腰 / 折 | 
「五」を含むことわざ
- 逢えば五厘の損がいく(あえばごりんのそんがいく)
 - 会えば五厘の損がゆく(あえばごりんのそんがゆく)
 - 朝起き三両始末五両(あさおきさんりょうしまつごりょう)
 - 明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
 - 一升の餅に五升の取り粉(いっしょうのもちにごしょうのとりこ)
 - 一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)
 - 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
 - 男は二十五の暁まで育つ(おとこはにじゅうごのあかつきまでそだつ)
 - 堪忍五両、思案十両(かんにんごりょう、しあんじゅうりょう)
 - 堪忍五両、負けて三両(かんにんごりょう、まけてさんりょう)
 
「斗」を含むことわざ
- 五斗米のために腰を折る(ごとべいのためにこしをおる)
 - 泰山北斗のごとし(たいざんほくとのごとし)
 - 胆斗の如し(たんとのごとし)
 - 斗酒なお辞せず(としゅなおじせず)
 - 熨斗を付ける(のしをつける)
 
「米」を含むことわざ
- 足の裏の米粒をこそげる(あしのうらのこめつぶをこそげる)
 - ある時は米の飯(あるときはこめのめし)
 - いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし)
 - 思し召しより米の飯(おぼしめしよりこめのめし)
 - 米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる(こめくったいぬがたたかれずにぬかくったいぬがたたかれる)
 - 米の飯と女は白いほどよい(こめのめしとおんなはしろいほどよい)
 - 米の飯と天道様はどこへ行っても付いて回る(こめのめしとてんとうさまはどこへいってもついてまわる)
 - 米の飯より思し召し(こめのめしよりおぼしめし)
 - 米を数えて炊ぐ(こめをかぞえてかしぐ)
 
「腰」を含むことわざ
- 及び腰になる(およびごしになる)
 - 腰が重い(こしがおもい)
 - 腰が砕ける(こしがくだける)
 - 腰が据わる(こしがすわる)
 - 腰が強い(こしがつよい)
 - 腰が抜ける(こしがぬける)
 - 腰が低い(こしがひくい)
 - 腰が弱い(こしがよわい)
 - 腰を上げる(こしをあげる)
 - 腰を浮かす(こしをうかす)
 
        
    