喉元過ぎれば熱さを忘れるとは
喉元過ぎれば熱さを忘れる
のどもとすぎればあつさをわすれる
言葉 | 喉元過ぎれば熱さを忘れる |
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読み方 | のどもとすぎればあつさをわすれる |
意味 | 苦しいことも過ぎてしまえば忘れてしまうことのたとえ。また、苦しい時に受けた恩義も楽になったら忘れてしまうことのたとえ。
熱いものを飲んでも、のどを過ぎれば口に入れた時の熱さを忘れてしまうことから。 |
類句 | 病治りて薬師忘る(やまいなおりてくすしわする) |
暑さ忘れれば陰忘れる(あつさわすれればかげわすれる) | |
雨晴れて笠を忘れる(あめはれてかさをわすれる) | |
魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする) | |
使用漢字 | 喉 / 元 / 過 / 熱 / 忘 |
「喉」を含むことわざ
- 咽喉を扼する(いんこうをやくする)
- 喉から手が出る(のどからてがでる)
- 喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)
- 美味も喉三寸(びみものどさんずん)
「元」を含むことわざ
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 足元から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足元に付け込む(あしもとにつけこむ)
- 足元に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足元にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足元の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足元へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 足元を固める(あしもとをかためる)
- 足元を見る(あしもとをみる)
- 一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり(いちじつのけいはあしたにあり、いちねんのけいはがんたんにあり)
「過」を含むことわざ
- 過ちて改めざる是を過ちと謂う(あやまちてあらためざるこれをあやまちという)
- 過ちては改むるに憚ること勿れ(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
- 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ(あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ)
- 過ちの功名(あやまちのこうみょう)
- 過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)
- 過ちは人の常、許すは神の業(あやまちはひとのつね、ゆるすはかみのわざ)
- 過ちを改めざる是を過ちと謂う(あやまちをあらためざるこれをあやまちという)
- 過ちを文る(あやまちをかざる)
- 過ちを観て斯に仁を知る(あやまちをみてここにじんをしる)
- 過ちを観て仁を知る(あやまちをみてじんをしる)
「熱」を含むことわざ
- 熱くなる(あつくなる)
- 熱火子にかく(あつびこにかく)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 勝手な熱を吹く(かってなねつをふく)
- 小鍋はじきに熱くなる(こなべはじきにあつくなる)
- 鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて)
- 熱気を帯びる(ねっきをおびる)
- 熱し易いものは冷め易い(ねっしやすいものはさめやすい)
- 熱し易きは冷め易し(ねっしやすきはさめやすし)
- 熱しやすく冷めやすい(ねっしやすくさめやすい)