雨晴れて笠を忘れるとは
雨晴れて笠を忘れる
あめはれてかさをわすれる
言葉 | 雨晴れて笠を忘れる |
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読み方 | あめはれてかさをわすれる |
意味 | 苦しみが過ぎれば、すぐに受けた恩を忘れてしまうことのたとえ。雨がやむと、役に立った笠のことを忘れることから。 |
異形 | 雨晴れて笠を忘る(あめはれてかさをわする) |
類句 | 病治りて薬師忘る(やまいなおりてくすしわする) |
喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる) | |
暑さ忘れれば陰忘れる(あつさわすれればかげわすれる) | |
魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする) | |
使用語彙 | 雨 |
使用漢字 | 雨 / 晴 / 笠 / 忘 |
「雨」を含むことわざ
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
- 朝雨と女の腕捲り(あさあめとおんなのうでまくり)
- 朝雨に傘いらず(あさあめにかさいらず)
- 朝雨に傘要らず(あさあめにかさいらず)
- 朝虹は雨夕虹は晴れ(あさにじはあめゆうにじははれ)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 雨夜の月(あまよのつき)
- 雨、車軸の如し(あめ、しゃじくのごとし)
「晴」を含むことわざ
- 朝虹は雨夕虹は晴れ(あさにじはあめゆうにじははれ)
- 憂さを晴らす(うさをはらす)
- 鬱憤を晴らす(うっぷんをはらす)
- 思いを晴らす(おもいをはらす)
- 替え着なしの晴れ着なし(かえぎなしのはれぎなし)
- 褻にも晴れにも歌一首(けにもはれにもうたいっしゅ)
- 天下晴れて(てんかはれて)
- 天に三日の晴れなし(てんにみっかのはれなし)
「笠」を含むことわざ
- 会った時は笠を脱げ(あったときはかさをぬげ)
- 姉は菅笠、妹とは日傘(あねはすげがさ、いもとはひがさ)
- 会うた時に笠を脱げ(おうたときにかさをぬげ)
- 逢うた時に笠を脱げ(おうたときにかさをぬげ)
- 笠に着る(かさにきる)
- 笠の台が飛ぶ(かさのだいがとぶ)
- 千貫のかたに編笠一蓋(せんがんのかたにあみがさいっかい)
- 千貫のかたに編笠一蓋(せんがんのかたにあみがさひとがい)