憂さを晴らすについて
憂さを晴らす
うさをはらす

言葉 | 憂さを晴らす |
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読み方 | うさをはらす |
意味 | 苦しさやつらさを何かで紛らわすこと。気晴らしをすること。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「憂」を含むことわざ
憂いも辛いも食うての上(ういもつらいもくうてのうえ)
悲しい・辛いなどの不満は、衣食が満たされているから言える事なので、食べることさえままならない状況ではそんな事は言っていられないということ。
憂き身をやつす(うきみをやつす)
身体がやせ細るほど心を悩ますこと。また、苦労や辛さなど意に介さず物事に熱中すること。「憂き身」は辛いことが多い身の意。
憂き目に遭う(うきめにあう)
つらい境遇に身を置くこと。
憂き目を見る(うきめをみる)
つらく苦しい体験をすること。
憂いを掃う玉箒(うれいをはらうたまははき)
酒に酔えば、心配事を忘れることができるというたとえ。酒は心の憂いをきれいに払ってくれるすばらしいほうきのようなものである、という意から。「酒は憂いを掃う玉箒」ともいう。「玉箒」はほうきの美称。
遠慮なければ近憂あり(えんりょなければきんゆうあり)
遠い将来を見越した考えを持っていないと、必ず目前に心配事が起こるということ。 「遠慮」は、先々のことを思慮すること。 「近憂」は、間近の憂いごとの意。 「遠き慮りなき者は必ず近き憂いあり」ともいう。
「晴」を含むことわざ
朝虹は雨夕虹は晴れ(あさにじはあめゆうにじははれ)
朝に虹が出るとその日は雨、夕方の虹は翌日が晴れになるということ。
雨晴れて笠を忘れる(あめはれてかさをわすれる)
苦しみが過ぎれば、すぐに受けた恩を忘れてしまうことのたとえ。雨がやむと、役に立った笠のことを忘れるという意から。
鬱憤を晴らす(うっぷんをはらす)
心の中に抑えている怒りや恨みなどを発散させること。
思いを晴らす(おもいをはらす)
恨みや不満の原因を取り除いてすっきりすること。 また、望みを遂げて気分を良くすること。
替え着なしの晴れ着なし(かえぎなしのはれぎなし)
いつもいい服を着ているが、それ一枚だけで他に着替えを持ってないことをいう。
褻にも晴れにも歌一首(けにもはれにもうたいっしゅ)
普段の時も晴れの席でも、同じ歌一首しか詠めないということ。無能無芸を嘲笑う言葉。「褻」は、普段。