魚の釜中に遊ぶが如しとは
魚の釜中に遊ぶが如し
うおのふちゅうにあそぶがごとし
言葉 | 魚の釜中に遊ぶが如し |
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読み方 | うおのふちゅうにあそぶがごとし |
意味 | 危険が迫っていることも知らずにのんきにしていることのたとえ。また、死が迫っていることのたとえ。
やがて煮られることも知らずに魚が釜の中をのんびり泳いでいることから。 「釜中の魚」ともいう。 |
出典 | 『後漢書』 |
異形 | 釜中の魚(ふちゅうのうお) |
使用語彙 | 遊ぶ / 如し |
使用漢字 | 魚 / 釜 / 中 / 遊 / 如 |
「魚」を含むことわざ
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 網心あれば魚心(あみごころあればうおごごろ)
- 網にかかった魚(あみにかかったうお)
- 網に掛かった魚(あみにかかったうお)
- 網にかかるは雑魚ばかり(あみにかかるはざこばかり)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 魚と水(うおとみず)
- 魚の木に登るが如し(うおのきにのぼるがごとし)
- 魚の水に離れたよう(うおのみずにはなれたよう)
- 魚の水を得たよう(うおのみずをえたよう)
- 魚の目に水見えず(うおのめにみずみえず)
- 魚は鯛(うおはたい)
- 魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする)
- 海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
- 木に縁りて魚を求む(きによりてうおをもとむ)
- 金魚のうんこ(きんぎょのうんこ)
- 金魚の糞(きんぎょのふん)
- 魚腹に葬らる(ぎょふくにほうむらる)
- 魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ(さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ)
- 猿の水練、魚の木登り(さるのすいれん、うおのきのぼり)
- 雑魚で鯛を釣る(ざこでたいをつる)
- 雑魚の魚交じり(ざこのととまじり)
- 水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
- 清水に魚棲まず(せいすいにうおすまず)
- 俎上の魚(そじょうのうお)
- 俎上の魚江海に移る(そじょうのうおこうかいにうつる)
- 大魚は小池に棲まず(たいぎょはしょうちにすまず)
- 大魚を逸す(たいぎょをいっす)
- 大魚を逸する(たいぎょをいっする)
「釜」を含むことわざ
- 後釜に据える(あとがまにすえる)
- 後釜に座る(あとがまにすわる)
- 後釜に据わる(あとがまにすわる)
- 御釜を起こす(おかまをおこす)
- 同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう)
- 地獄の釜の蓋も開く(じごくのかまのふたもあく)
- 月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる)
- 似合い似合いの釜の蓋(にあいにあいのかまのふた)
- 一つ釜の飯を食う(ひとつかまのめしをくう)
- 我が家、楽の釜盥(わがいえ、らくのかまだらい)
「中」を含むことわざ
- 麻の中の蓬(あさのなかのよもぎ)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 意中の人(いちゅうのひと)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
- 渦中に巻き込まれる(かちゅうにまきこまれる)
- 火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)
- 川中には立てど人中には立たれず(かわなかにはたてどひとなかにはたたれず)
- 眼中に入れない(がんちゅうにいれない)
- 眼中に無い(がんちゅうにない)
- 眼中人なし(がんちゅうひとなし)
- 胸中、成竹あり(きょうちゅう、せいちくあり)
- 錐の嚢中に処るが如し(きりののうちゅうにおるがごとし)
- 口中の虱(こうちゅうのしらみ)
- 壺中の天地(こちゅうのてんち)
- コップの中の嵐(こっぷのなかのあらし)
- 沙中の偶語(さちゅうのぐうご)
- 山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)
- 山中暦日なし(さんちゅうれきじつなし)
- 三人知れば世界中(さんにんしればせかいじゅう)
- 四月の中の十日に心なしに雇われるな(しがつのなかのとおかにこころなしにやとわれるな)
- 獅子、身中の虫(しし、しんちゅうのむし)
- 死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)
- 死中に生を求める(しちゅうにせいをもとめる)
- 手中に収める(しゅちゅうにおさめる)
- 掌中に収める(しょうちゅうにおさめる)
「遊」を含むことわざ
- 遊びに師なし(あそびにしなし)
- 華胥の国に遊ぶ(かしょのくににあそぶ)
- 土人形の水遊び(つちにんぎょうのみずあそび)
- 土仏の水遊び(つちぼとけのみずあそび)
- 雪仏の日向遊び(ゆきぼとけのひなたあそび)
- 雪仏の水遊び(ゆきぼとけのみずあそび)
- よく学べよく遊べ(よくまなべよくあそべ)
「如」を含むことわざ
- 雨、車軸の如し(あめ、しゃじくのごとし)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 危うきこと累卵の如し(あやうきことるいらんのごとし)
- 蟻の甘きにつくが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 如何せん(いかんせん)
- 市に帰するが如し(いちにきするがごとし)
- 一見、旧の如し(いっけん、きゅうのごとし)
- 魚の木に登るが如し(うおのきにのぼるがごとし)
- 己に如かざる者を友とするなかれ(おのれにしかざるものをともとするなかれ)
- 影の形に随うが如し(かげのかたちにしたがうがごとし)
- 影の形に添うが如し(かげのかたちにそうがごとし)
- 型の如く(かたのごとく)
- 形の如く(かたのごとく)
- 傍らに人無きが如し(かたわらにひとなきがごとし)
- 鼎の沸くが如し(かなえのわくがごとし)
- 禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
- 帰心、矢の如し(きしん、やのごとし)
- 綺羅星の如し(きらぼしのごとし)
- 錐の嚢中に処るが如し(きりののうちゅうにおるがごとし)
- 件の如し(くだんのごとし)
- 傾蓋、旧の如し(けいがい、きゅうのごとし)
- 外面似菩薩、内心如夜叉(げめんじぼさつ、ないしんにょやしゃ)
- 外面如菩薩、内心如夜叉(げめんにょぼさつ、ないしんにょやしゃ)
- 光陰、矢の如し(こういん、やのごとし)
- 功詐は拙誠に如かず(こうさはせっせいにしかず)
- 巧遅は拙速に如かず(こうちはせっそくにしかず)
- 甑に坐するが如し(こしきにざするがごとし)
- 尽く書を信ずれば書なきに如かず(ことごとくしょをしんずればしょなきにしかず)