「釜」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 17 件
「釜」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
後釜に据える(あとがまにすえる)
前任者がその地位や職務を退いて、誰かに受け継がせること。 「後釜」は、かまどの残り火が消えないうちにかける、次の釜のこと。
後釜に座る(あとがまにすわる)
前任者が地位や職務を退いた後、それを受け継ぐこと。 「後釜」は、かまどの残り火が消えないうちにかける、次の釜のこと。
魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
危険が迫っていることも知らずにのんきにしていることのたとえ。また、死が迫っていることのたとえ。 やがて煮られることも知らずに魚が釜の中をのんびり泳いでいることから。 「釜中の魚」ともいう。
御釜が割れる(おかまがわれる)
①家族が散り散りになり、ひとつの家でいっしょに暮らせなくなる。夫婦の縁が切れて、別れ別れになることもさす。 ②しくじって、わが身を滅ぼす。 「御釜」は、ご飯をたく釜や、かまどを丁寧にいう言葉で、ここでは家族の毎日の暮らしそのものを表す。反対に、財産をたくわえて一家の暮らしを豊かにすることは[[お竈を起こす*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/450.php]]という。
御釜を起こす(おかまをおこす)
成功して財産を築き上げること。「お竈」は竈(かまど)のことで、家庭生活を営むための竈を築く意から。
同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう)
同じ職場で働いたり苦楽を共にしたりすること。また、そのように過ごす親しい仲間のこと。 「一つ釜の飯を食う」ともいう。
金の茶釜が七つもあるよう(きんのちゃがまがななつもあるよう)
実のない話を並べて金持ちぶることのたとえ。 湯をわかすだけの釜が金むくで七つもあるなどと、たわいのない言い立てをする意から。
黄金の釜を掘り出したよう(こがねのかまをほりだしたよう)
まるで予期しない幸運にめぐり合って、喜ぶさまのたとえ。 古い中国の話にちなむ。後漢の時代、郭巨という人(読みは、かくきょ)は家がまずしく、母に食べ物を十分にあげられなかった。そこで、食べる者を一人へらそうと、わが子を土に埋める覚悟で穴を掘りはじめた。すると、こがね(金)でできた釜(ご飯をたく道具)が土の中から姿を見せたという。郭巨は、親孝行の手本とされる「二十四孝」に数えられる人物である。 「掘りだしたよう」とも書く。思わぬ幸せが舞いこむ意味の[[棚から牡丹餅*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1659.php]]も、この句に近い。
三釜の養(さんぷのよう)
実入りの少ない勤めでも、親が世を去らぬうちに手ずから面倒をみられること。禄の多寡ではなく間に合ったことが何より嬉しいという心をいう。曽子が、はじめて仕えたころは俸禄が乏しくとも親がいて心は晴れやかだったが、のちに大禄を得たときには親を送ったあとで少しも嬉しくなかった、と語ったことによる。
地獄の釜の蓋が開く(じごくのかまのふたがあく)
正月と盆の十六日は、誰もが手を休めてよい日だということ。 この二日は地獄の鬼までが責め苦の手を止め、大釜のふたまで開け放たれるのだという。
地獄の釜の蓋も開く(じごくのかまのふたもあく)
正月の16日と盆の16日は、みな仕事をやめて休もうということ。この両日は、地獄の鬼も仕事を休み、罪人を煮る釜の蓋も開けて使わないということから。
月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる)
非常に油断していること、ひどく間が抜けていることのたとえ。 「抜かれる」は盗まれるの意。 明るい月の夜に大事な釜を盗まれることから。
似合い似合いの釜の蓋(にあいにあいのかまのふた)
どんなものにも、それぞれ似合いの相手があるというたとえ。
釜中魚を生ず(ふちゅううおをしょうず)
炊く米もなく、暮らしが底をついていること。 長らく火を入れない釜のなかに魚が湧いた、という後漢の范冉の逸話から。
舟を沈め釜を破る(ふねをしずめかまをやぶる)
退く道を自分で断ち切って、命がけで事に当たること。川を渡ったあと舟を沈め、飯を炊く釜を壊して、引き返せなくしたという故事から。
曲がった釜には曲がった甑(まがったかまにはまがったこしき)
どんなものにも、それにふさわしい相手や形があるというたとえ。 また、夫婦は似た者同士がつり合いがとれてうまくいくということ。 ゆがんだ釜であっても、それに合うゆがんだ甑があるとの意から。 「甑」は、釜の上にのせて穀物を蒸す道具。
我が家、楽の釜盥(わがいえ、らくのかまだらい)
盥(たらい)を買えずに釜で代用しているような貧乏な暮らしをしていても、我が家ほど楽しい所はないということ。
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