羹に懲りて膾を吹くとは
羹に懲りて膾を吹く
あつものにこりてなますをふく
言葉 | 羹に懲りて膾を吹く |
---|---|
読み方 | あつものにこりてなますをふく |
意味 | 失敗に懲りて、必要以上に用心深くなることのたとえ。
「羹」は熱い吸い物のこと。 熱い吸い物を飲んでやけどをしたことに懲りて、冷たい膾まで吹いて冷ますことから。 |
出典 | 『楚辞』 |
類句 | 蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる(へびにかまれてくちなわにおじる) |
火傷、火に怖じる(やけど、ひにおじる) | |
使用語彙 | 羹 / 膾 |
使用漢字 | 羹 / 懲 / 膾 / 吹 |
「羹」を含むことわざ
- 羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
「懲」を含むことわざ
- 羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
- 酒と産には懲りた者がない(さけとさんにはこりたものがない)
- 性懲りもなく(しょうこりもなく)
- 難産、色に懲りず(なんざん、いろにこりず)
「膾」を含むことわざ
- 羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
- 膾炙(かいしゃ)
- 人口に膾炙する(じんこうにかいしゃする)
「吹」を含むことわざ
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- 阿波に吹く風は讃岐にも吹く(あわにふくかぜはさぬきにもふく)
- 泡を吹かせる(あわをふかせる)
- 息を吹き返す(いきをふきかえす)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 大風が吹けば桶屋が儲かる(おおかぜがふけばおけやがもうかる)
- 大風が吹けば桶屋が喜ぶ(おおかぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 臆病風に吹かれる(おくびょうかぜにふかれる)
- 同い年夫婦は火吹く力もない(おないどしみょうとはひふくちからもない)
- 風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる)
- 風が吹けば桶屋が喜ぶ(かぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 風の吹き回し(かぜのふきまわし)
- 風は吹けども山は動せず(かぜはふけどもやまはどうせず)
- 勝手な熱を吹く(かってなねつをふく)
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い(かねもちとはいふきはたまるほどきたない)
- 毛を吹いて疵を求む(けをふいてきずをもとむ)
- 事がな笛吹かん(ことがなふえふかん)
- 吝ん坊と灰吹きは溜まるほど汚い(しわんぼうとはいふきはたまるほどきたない)
- 空吹く風と聞き流す(そらふくかぜとききながす)
- 大尽風を吹かす(だいじんかぜをふかす)
- どういう風の吹き回しか(どういうかぜのふきまわしか)
- どうした風の吹き回し(どうしたかぜのふきまわし)
- どこ吹く風(どこふくかぜ)
- 熱を吹く(ねつをふく)
- 灰吹きから蛇が出る(はいふきからじゃがでる)
- 一泡吹かせる(ひとあわふかせる)
- 笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)
- 吹く風枝を鳴らさず(ふくかぜえだをならさず)
- 吹けば飛ぶよう(ふけばとぶよう)