風が吹けば桶屋が儲かるとは
風が吹けば桶屋が儲かる
かぜがふけばおけやがもうかる
言葉 | 風が吹けば桶屋が儲かる |
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読み方 | かぜがふけばおけやがもうかる |
意味 | 思いもかけないところに影響が出るたとえ。また、あてにならない期待をするたとえ。
大風が吹けば土ぼこりが舞い上がって目に入り、目の不自由な人が増える。目の不自由な人は三味線で生計を立てようとするので、三味線に使う猫の皮がたくさん必要になる。猫が捕らえられて少なくなるとねずみが増える。ねずみは桶をかじるので桶屋が儲かるという話から。 「風」は「大風」、「儲かる」は「喜ぶ」ともいう。 |
異形 | 風が吹けば桶屋が喜ぶ(かぜがふけばおけやがよろこぶ) |
大風が吹けば桶屋が儲かる(おおかぜがふけばおけやがもうかる) | |
大風が吹けば桶屋が喜ぶ(おおかぜがふけばおけやがよろこぶ) | |
使用語彙 | 喜ぶ / 大風 |
使用漢字 | 風 / 吹 / 桶 / 屋 / 儲 / 喜 / 大 |
「風」を含むことわざ
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- あったら口に風邪ひかす(あったらくちにかぜひかす)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 可惜口に風ひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
「吹」を含むことわざ
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- 羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
- 阿波に吹く風は讃岐にも吹く(あわにふくかぜはさぬきにもふく)
- 泡を吹かせる(あわをふかせる)
- 息を吹き返す(いきをふきかえす)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 臆病風に吹かれる(おくびょうかぜにふかれる)
- 同い年夫婦は火吹く力もない(おないどしみょうとはひふくちからもない)
「桶」を含むことわざ
- 大風が吹けば桶屋が儲かる(おおかぜがふけばおけやがもうかる)
- 大風が吹けば桶屋が喜ぶ(おおかぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる)
- 風が吹けば桶屋が喜ぶ(かぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 棺桶に片足を突っ込む(かんおけにかたあしをつっこむ)
- 鉄桶水を漏らさず(てっとうみずをもらさず)
「屋」を含むことわざ
- 植木屋の庭できが多い(うえきやのにわできがおおい)
- 植木屋の庭で気が多い(うえきやのにわできがおおい)
- 産屋の風邪は一生つく(うぶやのかぜはいっしょうつく)
- 屋烏の愛(おくうのあい)
- 屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
- 屋上、屋を架す(おくじょう、おくをかす)
- 屋漏に愧じず(おくろうにはじず)
「儲」を含むことわざ
- 金が金を儲ける(かねがかねをもうける)
- 損せぬ人に儲けなし(そんせぬひとにもうけなし)
- 骨折り損のくたびれ儲け(ほねおりぞんのくたびれもうけ)
- 坊主丸儲け(ぼうずまるもうけ)
- 儲けぬ前の胸算用(もうけぬまえのむなざんよう)
「喜」を含むことわざ
- 大風が吹けば桶屋が喜ぶ(おおかぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 風が吹けば桶屋が喜ぶ(かぜがふけばおけやがよろこぶ)
- 子ほど喜ばせにくいものはなく親ほど喜ばせやすいものはない(こほどよろこばせにくいものはなくおやほどよろこばせやすいものはない)
- 雀の糠喜び(すずめのぬかよろこび)
- 泣くほど留めても帰れば喜ぶ(なくほどとめてもかえればよろこぶ)
- 喜んで尻餅をつく(よろこんでしりもちをつく)
「大」を含むことわざ
- 阿保の大食い(あほのおおぐい)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一木いずくんぞ能く大廈を支えん(いちぼくいずくんぞよくたいかをささえん)
- 一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 独活の大木柱にならぬ(うどのたいぼくはしらにならぬ)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)