諍いをしいしい腹を大きくしについて

言葉 | 諍いをしいしい腹を大きくし |
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読み方 | いさかいをしいしいはらをおおきくし |
意味 | 喧嘩ばかりしている夫婦なのに、子どもだけはよくできるということ。 |
出典 | - |
「諍」を含むことわざ
諍い果てての乳切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
時機に遅れて何の役にも立たないことのたとえ。 「乳切り木」は棒の切れ端の意。喧嘩が終わってから、棒切れを持ち出しても役に立たないという意から。 「喧嘩過ぎての棒乳切り」「争い果てての棒乳切り」ともいう。
諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
「腹」を含むことわざ
後腹が病める(あとばらがやめる)
物事が終わったあとも、出費がかさんだり、障害が生じて苦しむというたとえ。「後腹」は産後の腹痛のこと。子どもを生んだあとも、しばしば腹が痛むという意から。
痛くもない腹を探られる(いたくもないはらをさぐられる)
やましいところがないのに疑いをかけられること。腹痛でもないのに、痛いところはどこかと探られるという意から。
言わねば腹ふくる(いわねばはらふくる)
言いたいことを我慢して言わないのは、腹が腫れているようですっきりしないということ。
海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
海の魚は腹から、川の魚は背から裂くのがよいということ。
思うこと言わねば腹ふくる(おもうこといわねばはらふくる)
思っていることを我慢して言わないのは、腹がふくれているようですっきりしないということ。 「言わねば腹ふくる」ともいう。
恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
受けた恩に報いるために死ぬ人はいないが、義理人情のためなら死ぬ人はいるということ。
「大」を含むことわざ
一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
大きな組織などが傾きかけている時は、一人の力では支えることが出来ないというたとえ。 「大廈」は、大きな建物のこと。 大きな建物が倒れるのを、一本の木だけで支えることは出来ないという意から。
井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
他に広い世界があることを知らずに、自分の周りの狭い見識や知識にとらわれている人を嘲笑する言葉。小さな井戸にすむ蛙は、大きな海があることを知らないという意から。
上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
上にあるべきものが下へ、下にあるべきものが上へというような、ごった返した大騒動のこと。
独活の大木(うどのたいぼく)
身体ばかり大きくて何の役にも立たない人のたとえ。独活は丈は大きくなるが、茎が柔らかいため材木にならないという意から。「独活の大木柱にならぬ」ともいう。
瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
瓜の皮は厚くむき、柿の皮は薄くむいたほうがおいしいということ。大名はおう揚なので、瓜の皮を厚くむかせる時に適し、貧乏な乞食は柿の皮を薄くむかせる時に適しているという意から。
江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
江戸っ子は気前がよく無計画なので、往きは大名のように贅沢をしてお金を使い果たし、帰りには乞食のように一文無しになるということ。