瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよとは
瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ
うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ
言葉 | 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ |
---|---|
読み方 | うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ |
意味 | 瓜の皮は厚くむき、柿の皮は薄くむいたほうがおいしいということ。
大名は大まかなので瓜の皮を厚くむかせる時に適し、貧乏な乞食は柿の皮を薄くむかせる時に適しているとの意から。 |
場面用途 | 貧乏・貧しい |
使用語彙 | 柿 / 乞食 |
使用漢字 | 瓜 / 皮 / 大 / 名 / 剝 / 柿 / 乞 / 食 |
「瓜」を含むことわざ
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
- 瓜に爪あり爪に爪なし(うりにつめありつめにつめなし)
- 瓜の蔓に茄子は生らぬ(うりのつるになすびはならぬ)
- 瓜二つ(うりふたつ)
- 瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)
- 瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず)
- 南瓜に目鼻(かぼちゃにめはな)
- 西瓜は土で作れ南瓜は手で作れ(すいかはつちでつくれかぼちゃはてでつくれ)
- 爪に爪なく瓜に爪あり(つめにつめなくうりにつめあり)
「皮」を含むことわざ
- いい面の皮(いいつらのかわ)
- 薄皮の剝けたよう(うすかわのむけたよう)
- 嘘の皮(うそのかわ)
- 栄耀に餅の皮を剝く(えようにもちのかわをむく)
- 皮切りの一灸(かわきりのひとひ)
- 皮引けば身が痛い(かわひけばみがいたい)
- 皮引けば身が付く(かわひけばみがつく)
- 皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る(かわをきらせてにくをきり、にくをきらせてほねをきる)
- 首の皮一枚(くびのかわいちまい)
「大」を含むことわざ
- 阿保の大食い(あほのおおぐい)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一木いずくんぞ能く大廈を支えん(いちぼくいずくんぞよくたいかをささえん)
- 一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 独活の大木柱にならぬ(うどのたいぼくはしらにならぬ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
「名」を含むことわざ
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 過ちの功名(あやまちのこうみょう)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- 浮き名を流す(うきなをながす)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 汚名を雪ぐ(おめいをすすぐ)
- 汚名を雪ぐ(おめいをそそぐ)
- 歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
- 勝ち名乗りを上げる(かちなのりをあげる)
「剝」を含むことわざ
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 薄皮の剝けたよう(うすかわのむけたよう)
- 薄紙を剝ぐよう(うすがみをはぐよう)
- 漆は剝げても生地は剝げぬ(うるしははげてもきじははげぬ)
- 栄耀に餅の皮を剝く(えようにもちのかわをむく)
- 渋皮が剝ける(しぶかわがむける)
- 面の皮を剝ぐ(つらのかわをはぐ)
- 濡れ紙を剝がすよう(ぬれがみをはがすよう)
- 化けの皮が剝がれる(ばけのかわがはがれる)
「柿」を含むことわざ
- 青柿が熟柿弔う(あおがきがじゅくしとむらう)
- けちん坊の柿の種(けちんぼうのかきのたね)
- 桜折る馬鹿、柿折らぬ馬鹿(さくらおるばか、かきおらぬばか)
- 渋柿の長持ち(しぶがきのながもち)
- 吝ん坊の柿の種(しわんぼうのかきのたね)
- 貧乏柿の核沢山(びんぼうがきのさねだくさん)
- 桃栗三年柿八年(ももくりさんねんかきはちねん)
「乞」を含むことわざ
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 浮気と乞食はやめられぬ(うわきとこじきはやめられぬ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 親苦、子楽、孫乞食(おやく、こらく、まごこじき)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
- 骸骨を乞う(がいこつをこう)
- 玉斧を乞う(ぎょくふをこう)
- 鍬を担げた乞食は来ない(くわをかたげたこじきはこない)