白駒の隙を過ぐるが如しとは
白駒の隙を過ぐるが如し
はっくのげきをすぐるがごとし
言葉 | 白駒の隙を過ぐるが如し |
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読み方 | はっくのげきをすぐるがごとし |
意味 | 月日の過ぎるのが、きわめて早いことのたとえ。
「白駒」は白い馬、「隙」は壁のすき間のこと。 人の一生は、白い馬が走り過ぎるのを壁のすき間からちらっと見るようなものだとの意から。 |
出典 | 『荘子』知北遊 |
場面用途 | 馬 |
類句 | 光陰に関守なし(こういんにせきもりなし) |
月日に関守なし(つきひにせきもりなし) | |
歳月、人を待たず(さいげつ、ひとをまたず) | |
光陰は人を待たず | |
光陰流水の如し | |
駟の隙を過ぐるが若し(しのげきをすぐるがごとし) | |
使用語彙 | 白駒 / 如し |
使用漢字 | 白 / 駒 / 隙 / 過 / 如 |
「白」を含むことわざ
- 朝に紅顔ありて夕べに白骨となる(あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる)
- 色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
- 烏の頭の白くなるまで(からすのあたまのしろくなるまで)
- 狐の子は面白(きつねのこはつらじろ)
- 客と白鷺は立ったが見事(きゃくとしらさぎはたったがみごと)
- 堅白同異の弁(けんぱくどういのべん)
- 黄白(こうはく)
- 紺屋の白袴(こうやのしろばかま)
- 黒白を争う(こくびゃくをあらそう)
- 黒白を弁せず(こくびゃくをべんせず)
「駒」を含むことわざ
- 心の駒に手綱許すな(こころのこまにたづなゆるすな)
- 駒の朝勇み(こまのあさいさみ)
- 駒の朝走り(こまのあさばしり)
- 冗談から駒が出る(じょうだんからこまがでる)
- 白駒の隙を過ぐるが如し(はっくのげきをすぐるがごとし)
- 瓢箪から駒が出る(ひょうたんからこまがでる)
「隙」を含むことわざ
- 蟻の這い出る隙もない(ありのはいでるすきもない)
- 間隙を生じる(かんげきをしょうじる)
- 間隙を縫う(かんげきをぬう)
- 穴隙を鑽る(けつげきをきる)
- 駟の隙を過ぐるが若し(しのげきをすぐるがごとし)
- 盗人の隙はあれど守り手の隙はなし(ぬすびとのひまはあれどまもりてのひまはなし)
- 間がな隙がな(まがなすきがな)
「過」を含むことわざ
- 過ちて改めざる是を過ちと謂う(あやまちてあらためざるこれをあやまちという)
- 過ちては改むるに憚ること勿れ(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
- 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ(あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ)
- 過ちの功名(あやまちのこうみょう)
- 過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)
- 過ちは人の常、許すは神の業(あやまちはひとのつね、ゆるすはかみのわざ)
- 過ちを改めざる是を過ちと謂う(あやまちをあらためざるこれをあやまちという)
- 過ちを文る(あやまちをかざる)
- 過ちを観て斯に仁を知る(あやまちをみてここにじんをしる)
- 過ちを観て仁を知る(あやまちをみてじんをしる)