皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切るとは
皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る
かわをきらせてにくをきり、にくをきらせてほねをきる
言葉 | 皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る |
---|---|
読み方 | かわをきらせてにくをきり、にくをきらせてほねをきる |
意味 | 自分自身も犠牲を払いながら、相手にはより大きな打撃を与えることのたとえ。
「肉を斬らせて骨を斬る」「肉を切らせて骨を断つ」などともいう。 |
異形 | 肉を斬らせて骨を斬る(にくをきらせてほねをきる) |
肉を切らせて骨を断つ(にくをきらせてほねをたつ) | |
使用漢字 | 皮 / 切 / 肉 / 骨 / 斬 / 断 |
「皮」を含むことわざ
- いい面の皮(いいつらのかわ)
- 薄皮の剝けたよう(うすかわのむけたよう)
- 嘘の皮(うそのかわ)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 栄耀に餅の皮を剝く(えようにもちのかわをむく)
- 皮切りの一灸(かわきりのひとひ)
- 皮引けば身が痛い(かわひけばみがいたい)
- 皮引けば身が付く(かわひけばみがつく)
- 首の皮一枚(くびのかわいちまい)
「切」を含むことわざ
- 頭が切れる(あたまがきれる)
- 頭を切り換える(あたまをきりかえる)
- 頭を切り替える(あたまをきりかえる)
- 油が切れる(あぶらがきれる)
- 争い果てての棒乳切り(あらそいはててのぼうちぎり)
- 息が切れる(いきがきれる)
- 息切れがする(いきぎれがする)
- 諍い果てての乳切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 諍い果てての千切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 鼬の道が切れる(いたちのみちがきれる)
「肉」を含むことわざ
- 苦肉の策(くにくのさく)
- 骨肉相食む(こつにくあいはむ)
- 大豆は畑の肉(だいずははたけのにく)
- 血となり肉となる(ちとなりにくとなる)
- 血湧き肉躍る(ちわきにくおどる)
- 肉が落ちる(にくがおちる)
- 肉付けをする(にくづけをする)
「骨」を含むことわざ
- 朝に紅顔ありて夕べに白骨となる(あしたにこうがんありてゆうべにはっこつとなる)
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 犬骨折って鷹の餌食(いぬほねおってたかのえじき)
- 馬の骨(うまのほね)
- 恨み骨髄に入る(うらみこつずいにいる)
- 恨み骨髄に徹す(うらみこつずいにてっす)
- 骸骨を乞う(がいこつをこう)
- 気骨が折れる(きぼねがおれる)
- 愚の骨頂(ぐのこっちょう)
「斬」を含むことわざ
- 泣いて馬謖を斬る(ないてばしょくをきる)
- 涙を揮って馬謖を斬る(なみだをふるってばしゅくをきる)
- 肉を斬らせて骨を斬る(にくをきらせてほねをきる)