泣いて馬謖を斬るとは
泣いて馬謖を斬る
ないてばしょくをきる
言葉 | 泣いて馬謖を斬る |
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読み方 | ないてばしょくをきる |
意味 | 規律や秩序を維持するために私情を捨て、たとえ愛する者であっても違反した場合には厳しく処罰することのたとえ。
中国の三国時代、蜀の諸葛孔明は、臣下の馬謖が命令に従わずに魏に大敗したため、泣きながら馬謖を斬ったという故事から。 |
出典 | 『十八史略』 |
異形 | 涙を揮って馬謖を斬る(なみだをふるってばしゅくをきる) |
使用漢字 | 泣 / 馬 / 謖 / 斬 / 涙 / 揮 |
「泣」を含むことわざ
- 赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
- 一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)
- 今泣いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 顔で笑って心で泣く(かおでわらってこころでなく)
- 親戚の泣き寄り(しんせきのなきより)
- 親は泣き寄り、他人は食い寄り(しんはなきより、たにんはくいより)
- 好いた同士は泣いても連れる(すいたどうしはないてもつれる)
- ない子では泣かれぬ(ないこではなかれぬ)
- 泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生(ないてくらすもいっしょう、わらってくらすもいっしょう)
「馬」を含むことわざ
- 秋高く馬肥ゆ(あきたかくうまこゆ)
- 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 牛は牛連れ、馬は馬連れ(うしはうしづれ、うまはうまづれ)
- 牛も千里馬も千里(うしもせんりうまもせんり)
- 牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
「謖」を含むことわざ
- 泣いて馬謖を斬る(ないてばしょくをきる)
- 涙を揮って馬謖を斬る(なみだをふるってばしゅくをきる)
「斬」を含むことわざ
- 泣いて馬謖を斬る(ないてばしょくをきる)
- 涙を揮って馬謖を斬る(なみだをふるってばしゅくをきる)
- 肉を斬らせて骨を斬る(にくをきらせてほねをきる)
「涙」を含むことわざ
- 一掬の涙(いっきくのなみだ)
- 鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)
- 蚊の涙(かのなみだ)
- 血涙を絞る(けつるいをしぼる)
- 紅涙を絞る(こうるいをしぼる)
- 雀の涙(すずめのなみだ)
- 声涙、倶に下る(せいるい、ともにくだる)
- 血の涙(ちのなみだ)
- 血も涙もない(ちもなみだもない)
- 泣きの涙(なきのなみだ)
「揮」を含むことわざ
- 腕を揮う(うでをふるう)
- 長広舌を揮う(ちょうこうぜつをふるう)
- 涙を揮って馬謖を斬る(なみだをふるってばしゅくをきる)
- 筆を揮う(ふでをふるう)