意志のある所には道があるについて

言葉 | 意志のある所には道がある |
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読み方 | いしのあるところにはみちがある |
意味 | 実現しようという意志があれば、できないことはないというたとえ。 |
出典 | - |
類句 | 精神一到何事か成らざらん(せいしんいっとうなにごとかならざらん) |
「意」を含むことわざ
意到りて筆随う(いいたりてふでしたがう)
思いのままに筆が動いて文章が書けること。自分が書く気になれば、筆がひとりでに随ってくるという意から。
意気が揚がる(いきがあがる)
何かをやり遂げようとする積極的な気持ちが高まること。
意気天を衝く(いきてんをつく)
意気込みが非常に盛んであること。 「意気衝天」とも。
意気投合する(いきとうごうする)
互いの気持ちがぴったりと一致すること。 「意気相投ずる」とも。
意気に感じる(いきにかんじる)
相手のひたむきな気持ちに感動し、自分も物事を行おうとする気持ちになる。
意気に燃える(いきにもえる)
物事を積極的に行おうとする意欲を強く抱くこと。
「志」を含むことわざ
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)
小人物には、大人物の志は理解できないということのたとえ。「燕雀」は小さな鳥の意から転じて小人物、「鴻鵠」は大きな鳥の意から転じて大人物のこと。
鴻鵠の志(こうこくのこころざし)
大人物の志。「鴻」は大鳥、「鵠」は白鳥のことで、どちらも大きな鳥。転じて大人物のこと。
志ある者は事竟に成る(こころざしあるものはことついになる)
確固たる志を持っている者は、どんな困難があっても最後には必ず成功するということ。
志は髪の筋(こころざしはかみのすじ)
どんなものでも真心をこめて贈れば、相手は誠意を汲みとってくれるものであるということ。
志は木の葉に包む(こころざしはきのはにつつむ)
たとえ木の葉に包むほどのささやかな物でも、真心がこもっていれば立派な贈り物だということ。
済世の志(さいせいのこころざし)
世の中の弊害を取り除いて、人々を救おうとする志。「済世」は世の中の人々を救うこと。
「所」を含むことわざ
余す所なく(あますところなく)
残らず。全て。全部。ことごとく。
過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)
過ちは、自分の好きな事や得意な事をしている時に、つい油断して起こるということ。
痛い所をつく(いたいところをつく)
弱点や欠点を指摘してせめたてること。
意のある所(いのあるところ)
言おうとしている本当の気持ち。真意。
柄のない所に柄をすげる(えのないところにえをすげる)
無理やり理屈をこじつけること。柄が必要ないものにも無理に柄をつけるという意から。
選ぶ所がない(えらぶところがない)
比較してみても、その実質や内容にほとんど違いがない。
「道」を含むことわざ
朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
朝に人の生きるべき道を悟ることができれば、その夕方に死んだとしてもかまわないということ。
家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
他人の助言をいちいち聞いていると、何事もやり遂げることが出来ないというたとえ。 道に面した場所に家を建てようとすると、口出しをする人が多くてなかなか出来上がらないという意から。
鼬の道切り(いたちのみちきり)
交際や音信が途絶えることのたとえ。鼬(イタチ)は一度通った道は二度と通らないといわれていることから。「鼬の道」ともいう。
一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
一芸を極めた人は、他のどんな分野においても人にぬきんでることができるということ。
茨の道(いばらのみち)
苦難の多い人生のたとえ。 茨の生えている道の意から。
老いたる馬は道を忘れず(おいたるうまはみちをわすれず)
経験を積んだ人は方針を誤らないというたとえ。 老馬はいろいろな道を知っており、迷うことがないということから。 中国、斉の桓公が山中で道に迷った時に、老馬の歩みに従って無事に帰り着いたという故事から。