「所」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 73 件
「所」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
余す所なく(あますところなく)
残らず。全て。全部。ことごとく。
過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)
過ちは、自分の好きな事や得意な事をしている時に、つい油断して起こるということ。
意志のある所には道がある(いしのあるところにはみちがある)
やり遂げる気持ちさえ固ければ、道はおのずと見つかる。
痛い所をつく(いたいところをつく)
弱点や欠点を指摘してせめたてること。
意のある所(いのあるところ)
言おうとしている本当の気持ち。真意。
柄のない所に柄をすげる(えのないところにえをすげる)
無理やり理屈をこじつけること。 柄が必要ないものにも無理に柄をつけるとの意から。
選ぶ所がない(えらぶところがない)
比較してみても、その実質や内容にほとんど違いがない。
大所の犬になるとも小所の犬になるな(おおどころのいぬになるともこどころのいぬになるな)
どうせ人に仕えるなら、勢力・権力のある相手の下につけというたとえ。
己の欲する所を人に施せ(おのれのほっするところをひとにほどこせ)
人からこうしてほしいと望むことを、そのまま人に向かって行いなさいという教え。 自分の望みを物差しにして相手への振る舞いを決めよ、と説いたもの。裏返して「己の欲せざる所は人に施すこと勿かれ」と戒める言い方もある。
己の欲せざる所は人に施すこと勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)
自分が他人からされたくないと思うことは、決して他人にしてはならないということ。
歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
歌人は古歌や歌枕の研究によって、実際にその場所に行ったことはなくても、名所について詳しいということ。
上の好む所、下これよりも甚だし(かみのこのむところ、しもこれよりもはなはだし)
かしらに立つ者が何を好むかは、そのまま下へ伝わり、しかも下ではいっそう度を越した形になって現れる。 人を率いる者は、自分の嗜好ひとつが末端まで及ぶことを忘れるなという教え。
痒い所に手が届く(かゆいところにてがとどく)
細かい点まで心配りが行き届いて、気が利いていることのたとえ。
間然する所がない(かんぜんするところがない)
非難すべき欠点がまったくないこと。 「間然」は、非難・批判すること。
勘所を押さえる(かんどころをおさえる)
物事のいちばん大事なところをしっかり捕まえること。 「勘所」は、もともと三味線などで、目当ての音を出すために指で弦を止める位置のこと。 「勘所」は「肝所」とも書く。
急所を衝く(きゅうしょをつく)
物事の核心となる部分を鋭く指摘すること。
急所を握る(きゅうしょをにぎる)
相手の致命的な弱点や嫌がる所を的確に見抜くこと。
腐り縄にも取り所(くさりなわにもとりどころ)
見捨てられそうなものにも、当てはめる先さえ選べば働き場が残っている。値打ちがないと決めつける前に、使い道のほうを探してみよという言い方。
口には関所がない(くちにはせきしょがない)
人の口から出る言葉をさまたげる関所はない。だから何を言っても自由だというたとえ。
窪い所に水溜まる(くぼいところにみずたまる)
土地の窪みに水が溜まるように、人や物も集まるべきところに、自然に寄り集まってくるということ。
攻守所を変える(こうしゅところをかえる)
攻め手と守り手の立場が逆転すること。互いの立場が逆転すること。
効能書きの読めぬ所に効能あり(こうのうがきのよめぬところにこうのうあり)
薬の効能書きは難解だが、それがかえって効きそうな気にさせる。わかりにくいものほど、有難みがあるということのたとえ。また、効能書きの難解さへの皮肉にいう。
心の欲する所に従えども矩を踰えず(こころのほっするところにしたがえどものりをこえず)
自分の心の思うままに行動しても、決して道徳から外れないということ。
乞食も場所(こじきもばしょ)
何事をするにも、場所を選ぶことが大事だというたとえ。 乞食も座る場所によって稼ぎが違うとの意から。
妻子を置く所が故郷(さいしをおくところがこきょう)
故郷を出て来た人がそこで所帯を持ち、妻子のいるその場所を第二の故郷と思って頑張る覚悟をいう。
尺も短き所あり、寸も長き所あり(しゃくもみじかきところあり、すんもながきところあり)
場合によっては賢い者も劣ることがあり、愚かな者が勝る場合もあるというたとえ。尺でも短くて足りないこともあり、寸でも長すぎることがあるということから。
衆目の一致する所(しゅうもくのいっちするところ)
大勢の見方や評価などが同じであること。
手足を措く所なし(しゅそくをおくところなし)
安心して身を置く所がないということ。また、不安でたまらないこと。
所帯を畳む(しょたいをたたむ)
一家を構えて生計を立てていた暮らしを止めること。
所帯を持つ(しょたいをもつ)
独立した生計を立てて一家を構えること。 または、結婚して親元を離れて暮らすこと。
