弁慶の泣き所について

言葉 | 弁慶の泣き所 |
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読み方 | べんけいのなきどころ |
意味 | 向こうずね。また、中指の第一関節から先。転じて、強い者の弱点・急所。
弁慶ほどの豪傑でも、蹴られれば痛がって泣く急所の意から。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「弁」を含むことわざ
後ろ弁天、前不動(うしろべんてん、まえふどう)
後ろから見るとまるで弁天様のように美しいが、前から見ると不動明王のようにこわい顔をした女性のこと。
内弁慶(うちべんけい)
家の中では威張っていても外では意気地がないこと。また、そういう人。
内弁慶外すばり(うちべんけいそとすばり)
家の中では威張っているが外では意気地がない弱虫のこと。「すばり」は小さく縮こまること。
陰弁慶(かげべんけい)
家の中ではいばっているが、外では意気地がないこと。また、そういう人。「内弁慶」ともいう。
口弁慶(くちべんけい)
口先だけで、行動が伴なわない人のたとえ。
怪我と弁当は自分持ち(けがとべんとうはじぶんもち)
自分で負った怪我は自分の責任だ、という職人の間で言われている言葉。
「慶」を含むことわざ
内弁慶(うちべんけい)
家の中では威張っていても外では意気地がないこと。また、そういう人。
内弁慶外すばり(うちべんけいそとすばり)
家の中では威張っているが外では意気地がない弱虫のこと。「すばり」は小さく縮こまること。
陰弁慶(かげべんけい)
家の中ではいばっているが、外では意気地がないこと。また、そういう人。「内弁慶」ともいう。
口弁慶(くちべんけい)
口先だけで、行動が伴なわない人のたとえ。
仕事幽霊飯弁慶、その癖夏痩せ寒細り、たまたま肥ゆれば腫れ病(しごとゆうれいめしべんけい、そのくせなつやせかんぼそり、たまたまこゆればはれやまい)
仕事は出来ないのに飯は山のように食べ、夏も冬のように痩せていて、たまに太ったかと思えば病気にかかっている。怠け者の大食漢の多病をあざけった言葉。
積善の家には必ず余慶あり(せきぜんのいえにはかならずよけいあり)
善行を積み重ねた家には、その報いとしての幸せが必ず子孫におとずれるということ。「余慶」は、祖先の善行のおかげで、子孫に及ぶ幸福のこと。
「泣」を含むことわざ
赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
赤ちゃんが泣くのは健康な証拠で、赤ちゃんは泣きながら成長していくということ。
一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)
わずかな金銭を粗末に扱うものは、いつかそのわずかな金銭に泣くはめになる。たとえわずかな金額でも大事にしなければならないという戒めのことば。
顔で笑って心で泣く(かおでわらってこころでなく)
泣きたいほどつらくても顔では笑ってみせるということ。
親戚の泣き寄り(しんせきのなきより)
親戚は普段はあまり関わりがなくても、不幸があると集まって一緒に悲しむということ。 「親は泣き寄り、他人は食い寄り」ともいう。
親は泣き寄り、他人は食い寄り(しんはなきより、たにんはくいより)
不幸があった時、身内は心から悲しんで集まるが、他人は葬儀のご馳走を目当てに集まるということ。
好いた同士は泣いても連れる(すいたどうしはないてもつれる)
お互いに好き合った男女は、辛さに泣きながらでも離れず連れ添うものだということ。
「所」を含むことわざ
余す所なく(あますところなく)
残らず。全て。全部。ことごとく。
過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)
過ちは、自分の好きな事や得意な事をしている時に、つい油断して起こるということ。
意志のある所には道がある(いしのあるところにはみちがある)
実現しようという意志があれば、できないことはないというたとえ。
痛い所をつく(いたいところをつく)
弱点や欠点を指摘してせめたてること。
意のある所(いのあるところ)
言おうとしている本当の気持ち。真意。
柄のない所に柄をすげる(えのないところにえをすげる)
無理やり理屈をこじつけること。柄が必要ないものにも無理に柄をつけるという意から。