「急所」に関連する故事・ことわざ・慣用句一覧
「急所」に関連する故事・ことわざ・慣用句の一覧です。
肯綮に当たる(こうけいにあたる)
要所・要点を逃さず押さえること。急所をぴたりと突くこと。「肯」は骨につく肉、「綮」は筋と肉を結ぶところで急所の意。「当たる」は「中る」とも書く。
寸鉄人を刺す(すんてつひとをさす)
短く鋭い言葉で、相手の急所を突くたとえ。 「寸鉄」は、小さな刃物。転じて、短くて深い意味のある言葉。 「寸鉄人を殺す」ともいう。
図星を指す(ずぼしをさす)
相手が隠していることや弱点などを推測して当てること。 「図星」は弓道の的の中心の点のこと。転じて、核心となる部分や急所などのたとえ。
正鵠を射る(せいこくをいる)
物事の要点・急所をつくこと。「正鵠」は「せいこう」とも読み、要点・急所の意。
頂門の一針(ちょうもんのいっしん)
人の急所を突くような厳しい戒め。痛いところを突く教訓。 「頂門」は頭の上のことで、そこに針を突き刺すとの意から。
壺にはまる(つぼにはまる)
自分の見込みどおりになることのたとえ。また、急所をつくたとえ。
止めを刺す(とどめをさす)
二度と立ち上がれなくなるほどの決定的な打撃を与えること。息の根をとめる。 または、後から問題にならないように急所を押さえておくこと。 また、同じ種類のものの中でもっともすぐれていること。それに限る。
弁慶の泣き所(べんけいのなきどころ)
向こうずね。また、中指の第一関節から先。転じて、強い者の弱点・急所。 弁慶ほどの豪傑でも、蹴られれば痛がって泣く急所の意から。
的を射る(まとをいる)
物事の要点や急所をするどく正確に捉えること。 的に矢をうまく当てるとの意から。