袖振り合うも他生の縁とは
袖振り合うも他生の縁
そでふりあうもたしょうのえん

言葉 | 袖振り合うも他生の縁 |
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読み方 | そでふりあうもたしょうのえん |
意味 | 見知らぬ人と袖が触れ合うようなちょっとしたことも、偶然ではなく前世からの因縁によるものなので、どんな出会いも大切にしなければならないということ。
「他生の縁」は前世からの因縁のこと。 「他生」は「多生」とも書く。 「袖振り合う」は「袖すり合う」「袖触れ合う」ともいう。 |
異形 | 袖すり合うも他生の縁(そですりあうもたしょうのえん) |
袖触れ合うも他生の縁(そでふれあうもたしょうのえん) | |
類句 | 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん) |
躓く石も縁の端(つまずくいしもえんのはし) |
使用されている漢字
「袖」を含むことわざ
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 三十振袖、四十島田(さんじゅうふりそで、しじゅうしまだ)
- 袖から火事(そでからかじ)
- 袖から手を出すも嫌い(そでからてをだすもきらい)
- 袖にする(そでにする)
- 袖の下(そでのした)
- 袖の下に回る子は打たれぬ(そでのしたにまわるこはうたれぬ)
- 袖を絞る(そでをしぼる)
- 袖を連ねる(そでをつらねる)
- 袖を通す(そでをとおす)
- 袖を引く(そでをひく)
- 長袖よく舞い、多銭よく賈う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくかう)
- 無い袖は振れない(ないそではふれない)
- 夏の小袖(なつのこそで)
- 破れても小袖(やぶれてもこそで)
- 領袖(りょうしゅう)
「振」を含むことわざ
- 愛嬌を振りまく(あいきょうをふりまく)
- 顎振り三年(あごふりさんねん)
- 厭と頭を縦に振る(いやとかぶりをたてにふる)
- 威を振るう(いをふるう)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
- 腕を振るう(うでをふるう)
- 大手を振って(おおでをふって)
- 大鉈を振るう(おおなたをふるう)
- 大盤振る舞い(おおばんぶるまい)
- 面も振らず(おもてもふらず)
- 尾を振る(おをふる)
- 尾を振る犬は叩かれず(おをふるいぬはたたかれず)
- 頭を振る(かぶりをふる)
- 空振りに終わる(からぶりにおわる)
- 首振り三年、ころ八年(くびふりさんねん、ころはちねん)
- 首を縦に振る(くびをたてにふる)
- 声を振り絞る(こえをふりしぼる)
- 采配を振る(さいはいをふる)
- 三十振袖、四十島田(さんじゅうふりそで、しじゅうしまだ)
- 知ったか振りの恥搔き(しったかぶりのはじかき)
- 手腕を振るう(しゅわんをふるう)
- 長広舌を振るう(ちょうこうぜつをふるう)
- 無い袖は振れない(ないそではふれない)
- 鉈を振るう(なたをふるう)
- 涙を振るって(なみだをふるって)
- 蛮勇を振るう(ばんゆうをふるう)
- 振られて帰る果報者(ふられてかえるかほうもの)
- 振り出しに戻る(ふりだしにもどる)
- 棒に振る(ぼうにふる)
「合」を含むことわざ
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 合間を縫う(あいまをぬう)
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 合わせる顔がない(あわせるかおがない)
- 合わぬ蓋あれば合う蓋あり(あわぬふたあればあうふたあり)
- 息が合う(いきがあう)
- 意気投合する(いきとうごうする)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
- 烏合の衆(うごうのしゅう)
- 牛の角突き合い(うしのつのつきあい)
- 馬が合う(うまがあう)
- おっと合点承知之助(おっとがってんしょうちのすけ)
- 折り合いが付く(おりあいがつく)
- 顔が合わせられない(かおがあわせられない)
- 顔を合わせる(かおをあわせる)
- 噛み合う犬は呼び難し(かみあういぬはよびがたし)
- 借りる八合、済す一升(かりるはちごう、なすいっしょう)
- 勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)
- 合点が行く(がてんがいく)
- 気合が入る(きあいがはいる)
- 気合を入れる(きあいをいれる)
- 気が合う(きがあう)
- 口裏を合わせる(くちうらをあわせる)
- 口に合う(くちにあう)
- 芸が身を助けるほどの不仕合わせ(げいがみをたすけるほどのふしあわせ)
- 心を合わせる(こころをあわせる)
- 小糠三合あったら婿に行くな(こぬかさんごうあったらむこにいくな)
- 性が合う(しょうがあう)
「他」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 親子の仲でも金銭は他人(おやこのなかでもきんせんはたにん)
- 顧みて他を言う(かえりみてたをいう)
- 貸し借りは他人(かしかりはたにん)
- 兄弟は他人の始まり(きょうだいはたにんのはじまり)
- 金銭は他人(きんせんはたにん)
- 親は泣き寄り、他人は食い寄り(しんはなきより、たにんはくいより)
- 自他共に許す(じたともにゆるす)
- 他山の石(たざんのいし)
- 他事ながら(たじながら)
- 他人の疝気を頭痛に病む(たにんのせんきをずつうにやむ)
- 他人の空似(たにんのそらに)
- 他人の念仏で極楽参り(たにんのねんぶつでごくらくまいり)
- 他人の正目(たにんのまさめ)
- 他人の飯には骨がある(たにんのめしにはほねがある)
- 他人の飯は白い(たにんのめしはしろい)
- 他人の飯を食う(たにんのめしをくう)
- 他人の別れ棒の端(たにんのわかれぼうのはし)
- 他人は時の花(たにんはときのはな)
- 他の追随を許さない(たのついずいをゆるさない)
- 他聞を憚る(たぶんをはばかる)
- 遠い親戚より近くの他人(とおいしんせきよりちかくのたにん)
- 遠くの親類より近くの他人(とおくのしんるいよりちかくのたにん)
- のけば他人(のけばたにん)
- 富貴には他人集まり、貧賤には親戚も離る(ふうきにはたにんあつまり、ひんせんにはしんせきもはなれる)
- 他ならない(ほかならない)
- 他ならない(ほかならない)
- 味噌に入れた塩は他所へは行かぬ(みそにいれたしおはよそへはいかぬ)
「生」を含むことわざ
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 生きた空もない(いきたそらもない)
- 生き血を吸う(いきちをすう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生きとし生けるもの(いきとしいけるもの)
- 生き恥を曝す(いきはじをさらす)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 生簀の鯉(いけすのこい)
- 生ける屍(いけるしかばね)
- 医者の不養生(いしゃのふようじょう)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一生添うとは男の習い(いっしょうそうとはおとこのならい)
- 一生の不作(いっしょうのふさく)
- 産屋の風邪は一生つく(うぶやのかぜはいっしょうつく)
- 生まれたあとの早め薬(うまれたあとのはやめぐすり)
- 生まれながらの長老なし(うまれながらのちょうろうなし)
- 生まれる前の襁褓定め(うまれるまえのむつきさだめ)
- 生みの親より育ての親(うみのおやよりそだてのおや)
- 生みの苦しみ(うみのくるしみ)
- 瓜の蔓に茄子は生らぬ(うりのつるになすびはならぬ)
- 漆は剝げても生地は剝げぬ(うるしははげてもきじははげぬ)
- 生んだ子より抱いた子(うんだこよりだいたこ)
- 榎の実は生らば生れ木は椋の木(えのみはならばなれきはむくのき)
- 縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)
- 往生際が悪い(おうじょうぎわがわるい)
「縁」を含むことわざ
- 悪縁契り深し(あくえんちぎりふかし)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 因縁を付ける(いんねんをつける)
- 縁あれば千里(えんあればせんり)
- 縁起でもない(えんぎでもない)
- 縁起を担ぐ(えんぎをかつぐ)
- 縁と浮き世は末を待て(えんとうきよはすえをまて)
- 縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)
- 縁の切れ目は子で繋ぐ(えんのきれめはこでつなぐ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 縁は異なもの、味なもの(えんはいなもの、あじなもの)
- 縁もゆかりもない(えんもゆかりもない)
- 縁を切る(えんをきる)
- 金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)
- 木に縁りて魚を求む(きによりてうおをもとむ)
- 腐れ縁は離れず(くされえんははなれず)
- 躓く石も縁の端(つまずくいしもえんのはし)
- 釣り合わぬは不縁のもと(つりあわぬはふえんのもと)
- 下手の真ん中、上手の縁矢(へたのまんなか、じょうずのふちや)
「触」を含むことわざ
- 当たらず触らず(あたらずさわらず)
- 折に触れて(おりにふれて)
- 核心に触れる(かくしんにふれる)
- 勘気に触れる(かんきにふれる)
- 気が触れる(きがふれる)
- 忌諱に触れる(ききにふれる)
- 機微に触れる(きびにふれる)
- 琴線に触れる(きんせんにふれる)
- 逆鱗に触れる(げきりんにふれる)
- 事に触れて(ことにふれて)
- 災難の先触れはない(さいなんのさきぶれはない)
- 触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)
- 触り三百(さわりさんびゃく)
- 触手を伸ばす(しょくしゅをのばす)
- 神経に触る(しんけいにさわる)
- 耳朶に触れる(じだにふれる)
- 耳目に触れる(じもくにふれる)
- 腫れ物に触るよう(はれものにさわるよう)
- 目に触れる(めにふれる)