狂瀾を既倒に廻らすとは
狂瀾を既倒に廻らす
きょうらんをきとうにめぐらす
言葉 | 狂瀾を既倒に廻らす |
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読み方 | きょうらんをきとうにめぐらす |
意味 | 形勢がすっかり傾いた状態を、元の状態に引き戻すことのたとえ。
「狂瀾」「回瀾(廻瀾)」は荒れ狂う大波。 「既倒」は既に倒れたという意味。 荒れ狂う大波を、向こうへ押し返すとの意から。 「狂瀾を既倒に返す」「回瀾(廻瀾)を既倒に反す」ともいう。 |
出典 | 韓愈「進学解」 |
異形 | 狂瀾を既倒に返す(きょうらんをとうきにかえす) |
回瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす) | |
廻瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす) | |
使用語彙 | 廻らす / 返す |
使用漢字 | 狂 / 瀾 / 既 / 倒 / 廻 / 返 / 回 / 反 |
「狂」を含むことわざ
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 狂瀾を既倒に廻らす(きょうらんをきとうにめぐらす)
- 狂瀾を既倒に返す(きょうらんをとうきにかえす)
- 眼鏡が狂う(めがねがくるう)
「瀾」を含むことわざ
- 回瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 廻瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 狂瀾を既倒に廻らす(きょうらんをきとうにめぐらす)
- 狂瀾を既倒に返す(きょうらんをとうきにかえす)
- 平地に波瀾を起こす(へいちにはらんをおこす)
「既」を含むことわざ
- 回瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 廻瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 既往は咎めず(きおうはとがめず)
- 狂瀾を既倒に廻らす(きょうらんをきとうにめぐらす)
- 狂瀾を既倒に返す(きょうらんをとうきにかえす)
「倒」を含むことわざ
- 一辺倒(いっぺんとう)
- 大阪の食い倒れ(おおさかのくいだおれ)
- 親方思いの主倒し(おやかたおもいのしゅたおし)
- 看板倒れ(かんばんだおれ)
- 京の着倒れ、大坂の食い倒れ(きょうのきだおれ、おおさかのくいだおれ)
- 食うに倒れず病むに倒れる(くうにたおれずやむにたおれる)
「廻」を含むことわざ
- 廻瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
- 狂瀾を既倒に廻らす(きょうらんをきとうにめぐらす)
「返」を含むことわざ
- 愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る(あいいずるものはあいかえり、ふくゆくものはふくきたる)
- 息を吹き返す(いきをふきかえす)
- 色よい返事(いろよいへんじ)
- 裏を返せば(うらをかえせば)
- 鸚鵡返し(おうむがえし)
- 玩具箱を引っ繰り返したよう(おもちゃばこをひっくりかえしたよう)
- 恩を仇で返す(おんをあだでかえす)
- 返す刀(かえすかたな)
- 返す言葉がない(かえすことばがない)
- 借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔(かりるときのじぞうがお、かえすときのえんまがお)
「回」を含むことわざ
- 急がば回れ(いそがばまわれ)
- 浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
- 受けに回る(うけにまわる)
- 裏に回る(うらにまわる)
- 裏へ回る(うらへまわる)
- 大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)
- お鉢が回る(おはちがまわる)
- 回禄の災い(かいろくのわざわい)
- 陰に回る(かげにまわる)