「枝」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 25 件
「枝」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
世の中が太平であることのたとえ。周公が中国を統治していた頃は天下泰平で、雨は静かに降って土のかたまりを壊さず、風は木の枝も動かないように静かに吹いたという故事から。
枝は枯れても根は残る(えだはかれてもねはのこる)
災いや悪事を根絶するのは難しいということ。 たとえ枝は枯れても、根は土の中に残っているとの意から。
枝を伐って根を枯らす(えだをきってねをからす)
手近なところから処理していき、順次に根本まで始末することのたとえ。 木を枯らす時には、いきなり根に手を加えず、まず枝を切り落として最後に根を枯らすのがよいということ。
枝を矯めて花を散らす(えだをためてはなをちらす)
姿かたちを整えようと手を入れるうちに、咲くはずのものを落としてしまう。 見場を気にしすぎて、肝心の実りが残らない。
枝を鳴らさず(えだをならさず)
世の中が平穏無事な様子。
越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
生まれた土地は、遠く離れても身のうちに残り続ける。 渡ってきた鳥が巣がけの枝を選ぶにも、連れられて来た馬が風に首をもたげるにも、もといた方角がおのずと出ることから。 出典の詩句は「胡馬北風に依り、越鳥南枝に巣くう」の対になっている。
陰に居て枝を折る(かげにいてえだをおる)
恩を受けた人にひどいことをするたとえ。 木陰で涼んでいた者がその木の枝を折ることから。また、恩人の見ていない所で恩人の家の木の枝を折ることから。
桂林の一枝、崑山の片玉(けいりんのいっし、こんざんのへんぎょく)
わずかな立身。また、難しい試験に通ること。晋の郤詵が最上位で登用され、感想を問われて「桂の林からひと枝、崑崙山から玉のひとかけを手にしただけだ」と答えたことによる。
木陰に臥す者は枝を手折らず(こかげにふすものはえだをたおらず)
世話になった相手を傷つけまいとするのが人の心である。木の下で涼をとった者はその枝を折らず、食事をした者は使った器を壊さない。身を助けてくれたものは粗末にしない、という教えから。
枝葉に走る(しようにはしる)
重要でない部分に注力して、本質を見失うこと。
重箱の隅を楊枝でほじくる(じゅうばこのすみをようじでほじくる)
どうでもいいようなつまらない所まで取り上げて、口うるさく言うことのたとえ。 「楊枝で重箱の隅をほじくる」「楊枝で重箱の隅をつつく」「小楊枝で重箱の隅をほじくる」「重箱の隅を突っつく」などともいう。
天にあらば比翼の鳥地にあらば連理の枝(てんにあらばひよくのとりちにあらばれんりのえだ)
生まれ変わってもひとつの体でいたい、根のところで繋がっていたいと誓い合う。 添い遂げたいという願いを、天と地の二つになぞらえて並べた言い方。 「比翼の鳥」は目も翼も片方ずつしかなく、二羽並んで初めて飛べるという想像上の鳥。 「連理の枝」は別々の木の枝が途中でつながり、一本になったもの。 略して「[[比翼連理*https://yoji.jitenon.jp/yojic/1402.html]]」ともいう。
鳥疲れて枝を選ばず(とりつかれてえだをえらばず)
生活のためには職業を選んではいられないということ。疲れた鳥は枝を選ばずに、どこにでもとまるということから。
直き木に曲がる枝(なおききにまがるえだ)
どんなに正しい人でも欠点や弱点があることのたとえ。 まっすぐな木にも曲がった枝がついているとの意から。
根浅ければ則ち末短く、本傷るれば則ち枝枯る(ねあさければすなわちすえみじかく、もとやぶるればすなわちえだかる)
基礎がしっかりしていない物事は発展せず、いずれ衰えるということのたとえ。 「末」は枝や葉、「本」は幹のこと。 根が十分張っていなければ枝葉も成長しない、幹がいためばいずれ枝も枯れることから。
鳩に三枝の礼あり、烏に反哺の孝あり(はとにさんしのれいあり、からすにはんぽのこうあり)
巣立つ前の鳥でさえ、育ててくれた相手への向き合い方を心得ている。 まして人が、親に対する筋目をないがしろにしてよいはずがない。
人の女房と枯れ木の枝ぶり(ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり)
どうでもいいことのたとえ。また、良し悪しをとやかく言うべきでないことのたとえ。人の妻のことや枯れ木の枝ぶりは、あれこれ言ってもしようがないことから。
百丈の木に登って一丈の枝より落つる(ひゃくじょうのきにのぼっていちじょうのえだよりおつる)
気が緩んだ時に、危険が潜んでいるから気をつけよという戒めの言葉。高い木に登った時は用心しているので落ちることはないが、低い所まで降りると油断して落ちるということから。
吹く風枝を鳴らさず(ふくかぜえだをならさず)
世の中がよく治まり平和なようすのたとえ。 吹く風が静かで枝は音も立てないとの意から。
武士は食わねど高楊枝(ぶしはくわねどたかようじ)
武士は貧しくて食事ができなくても、食べたふりをして楊枝を使い、他人に空腹を見せないようにするということ。転じて、貧しくても誇りを持って生きるべきだということ。
曲がる枝には曲がれる影あり(まがるえだにはまがれるかげあり)
原因が悪ければ悪い結果が生じるというたとえ。曲がった枝には、その曲がった枝の影ができるという意味から。
柳の枝に雪折れはなし(やなぎのえだにゆきおれはなし)
受け流すものは壊れない。突っ張らずに撓む側のほうが、押しの強さを最後まで持ちこたえる。
落花枝に返らず、破鏡再び照らさず(らっかえだにかえらず、はきょうふたたびてらさず)
一度こわれた男女の仲は、再びもとに戻ることはないというたとえ。散り落ちた花は再びもとの枝に返ることはなく、割れた鏡は再び物をうつすことはできない意から。
連枝(れんし)
同じ根から分かれ出た枝どうしのように、生まれを同じくする者。身分の高い家の兄弟をさしていう。
連理の枝(れんりのえだ)
根を別にして生えた木が、途中から一体になって育つ。もとは他人だった二人が、もう切り分けようのない仲に至った姿をいう。
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