あだし野の露、鳥辺野の煙とは
あだし野の露、鳥辺野の煙
あだしののつゆ、とりべののけむり
言葉 | あだし野の露、鳥辺野の煙 |
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読み方 | あだしののつゆ、とりべののけむり |
意味 | 人生の無常、はかなさのたとえ。
「あだし野」は、京都の嵯峨野にあった墓地。 「鳥辺野」は、京都の東山にあった火葬場。 人生を、はかなく消える墓地の露と火葬場の煙にたとえた言葉。 「あだし野」は「仇野」「徒野」、「鳥辺野」は「鳥部野」とも書く。 「鳥辺野」は「鳥部山」ともいう。 |
異形 | 仇野の露、鳥辺野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり) |
徒野の露、鳥辺野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり) | |
仇野の露、鳥部野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり) | |
徒野の露、鳥部野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり) | |
使用漢字 | 野 / 露 / 鳥 / 辺 / 煙 / 仇 / 徒 / 部 |
「野」を含むことわざ
「露」を含むことわざ
- 人生、朝露の如し(じんせい、ちょうろのごとし)
- 末の露、本の雫(すえのつゆ、もとのしずく)
- 露の命(つゆのいのち)
- 毒薬変じて甘露となる(どくやくへんじてかんろとなる)
- 濡れぬ先こそ露をも厭え(ぬれぬさきこそつゆをもいとえ)
「鳥」を含むことわざ
「辺」を含むことわざ
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 辺り構わず(あたりかまわず)
- 辺りを払う(あたりをはらう)
- 一辺倒(いっぺんとう)
- 馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない(うまをみずべにつれていけてもみずをのませることはできない)
- 辺幅を飾る(へんぷくをかざる)
- 辺幅を修飾する(へんぷくをしゅうしょくする)
「煙」を含むことわざ
- 油を以って油煙を落とす(あぶらをもってゆえんをおとす)
- 煙霞の痼疾(えんかのこしつ)
- 煙霞の癖(えんかのへき)
- 煙幕を張る(えんまくをはる)
- 火事場に煙草の火なく大水に飲み水なし(かじばにたばこのひなくおおみずにのみみずなし)
「仇」を含むことわざ
- 浅瀬に仇波(あさせにあだなみ)
- 明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- 仇を恩で報ずる(あだをおんでほうずる)
- 仇を恩で報いる(あだをおんでむくいる)
- 今の情けは後の仇(いまのなさけはのちのあだ)
- 恩を仇(おんをあだ)
- 恩を仇で返す(おんをあだでかえす)
「徒」を含むことわざ
- 浅瀬に徒波(あさせにあだなみ)
- 徒疎か(あだおろそか)
- 徒の悋気(あだのりんき)
- 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
- 徒や疎か(あだやおろそか)
- 市井の徒(しせいのと)
- 徒党を組む(ととうをくむ)
- 船盗人を徒歩で追う(ふなぬすびとをかちでおう)
「部」を含むことわざ
- 仇野の露、鳥部野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 徒野の露、鳥部野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 膳部揃うて箸を取れ(ぜんぶそろうてはしをとれ)