膳部揃うて箸を取れとは
膳部揃うて箸を取れ
ぜんぶそろうてはしをとれ
言葉 | 膳部揃うて箸を取れ |
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読み方 | ぜんぶそろうてはしをとれ |
意味 | 食事をする時は、料理がすべて揃ってから箸を取るものだということ。あわただしく食事に取りかかることを戒める言葉。また、物事は用意がすっかり整ってから始めよということ。「膳部」は、膳にのせて出す料理のことで、「全部」とかけたもの。 |
使用語彙 | 箸 |
使用漢字 | 膳 / 部 / 揃 / 箸 / 取 |
「膳」を含むことわざ
- 上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
- 上げ膳に据え膳(あげぜんにすえぜん)
- お膳立てが揃う(おぜんだてがそろう)
- 食膳に供する(しょくぜんにきょうする)
- 食膳に上る(しょくぜんにのぼる)
- 据え膳食わぬは男の恥(すえぜんくわぬはおとこのはじ)
「部」を含むことわざ
- 仇野の露、鳥部野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 徒野の露、鳥部野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 膳部揃うて箸を取れ(ぜんぶそろうてはしをとれ)
「揃」を含むことわざ
- 足並みが揃う(あしなみがそろう)
- 足並みを揃える(あしなみをそろえる)
- 員数を揃える(いんずうをそろえる)
- お膳立てが揃う(おぜんだてがそろう)
- 顔が揃う(かおがそろう)
- 顔ぶれが揃う(かおぶれがそろう)
- 顔を揃える(かおをそろえる)
- 雁首を揃える(がんくびをそろえる)
- 口を揃える(くちをそろえる)
- 声を揃える(こえをそろえる)
- 三拍子揃う(さんびょうしそろう)
- 揃いも揃って(そろいもそろって)
- 粒が揃う(つぶがそろう)
- 役者が揃う(やくしゃがそろう)
「箸」を含むことわざ
- 石臼を箸に刺す(いしうすをはしにさす)
- 塗り箸で芋を盛る(ぬりばしでいもをもる)
- 塗り箸で素麺を食う(ぬりばしでそうめんをくう)
- 箸で含める(はしでふくめる)
- 箸に当たり棒に当たる(はしにあたりぼうにあたる)
- 箸にも棒にも掛からない(はしにもぼうにもかからない)
- 箸の転んだもおかしい(はしのころんだもおかしい)
- 箸より重い物を持たない(はしよりおもいものをもたない)
- 箸より重い物を持ったことがない(はしよりおもいものをもったことがない)
「取」を含むことわざ
- 足掻きが取れない(あがきがとれない)
- 挙げ足を取る(あげあしをとる)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 足を取られる(あしをとられる)
- 当たりを取る(あたりをとる)
- 呆気に取られる(あっけにとられる)
- 虻蜂取らず(あぶはちとらず)
- 息を引き取る(いきをひきとる)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
- 一命を取り止める(いちめいをとりとめる)
- 一も取らず二も取らず(いちもとらずにもとらず)
- 一升の餅に五升の取り粉(いっしょうのもちにごしょうのとりこ)
- 一本取られる(いっぽんとられる)
- 一本取る(いっぽんとる)
- イニシアチブを取る(いにしあちぶをとる)
- 動きが取れない(うごきがとれない)
- 裏を取る(うらをとる)
- 猿猴が月を取る(えんこうがつきをとる)
- 大当たりを取る(おおあたりをとる)
- 大取りより小取り(おおどりよりこどり)
- 後れを取る(おくれをとる)
- 押っ取り刀で駆けつける(おっとりがたなでかけつける)
- 鬼に瘤を取られる(おににこぶをとられる)
- 鬼の首を取ったよう(おにのくびをとったよう)
- 音頭を取る(おんどをとる)
- 舵取りをする(かじとりをする)
- 舵を取る(かじをとる)
- 掠りを取る(かすりをとる)
- 角が取れる(かどがとれる)