青い鳥について

言葉 | 青い鳥 |
---|---|
読み方 | あおいとり |
意味 | 身近にあって気づかない幸福のたとえ。チルチルとミチルの兄妹が、幸せを招くという青い鳥を探して旅に出るが、実は青い鳥は自分の家の鳥かごにいたというメーテルリンク作の童話劇「青い鳥」から。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「青」を含むことわざ
青柿が熟柿弔う(あおがきがじゅくしとむらう)
人間はいつか必ず死ぬのだから、弔う者も弔われる者も大差ないというたとえ。まだ青い柿が、熟して地面に落ちた柿を弔うが、青柿もやがては熟柿になるという意から。
青くなる(あおくなる)
恐れや焦り、不安などのため、血の気がなくなり顔が青白くなる。
青写真を描く(あおじゃしんをえがく)
将来の計画を具体的に考える。未来の姿を想像する。 「青写真」は、設計図の複写に用いられたことから、設計図のこと。
青筋を立てる(あおすじをたてる)
こめかみに青く血管を浮き上がらせるほど怒ったり興奮することから、激しく怒るようすのたとえ。
青田買い(あおたがい)
企業が才能のある人を得るために、卒業まで間がある学生を早々と採用の内定すること。
青菜に塩(あおなにしお)
元気をなくしてうなだれている様子のたとえ。青い菜に塩をかけるとしおれることから。
「鳥」を含むことわざ
足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
身近なところで、突然思いもかけないことが起きることのたとえ。また、急に思い立って物事を始めるようす。
飛鳥川の淵瀬(あすかがわのふちせ)
世の中は激しく移り変わり、定まりがたいということのたとえ。奈良県を流れている飛鳥川は、氾濫しやすく、淵と瀬が絶えず移り変わるという意から。「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬になる」という歌から。「昨日の淵は今日の瀬」ともいう。
あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
人や物事は、見かけでは判断できないということ。美しい声で鳴く時鳥が蜥蜴を食べることに驚いた、という意味で、江戸時代の俳人、宝井其角の句から。
越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
故郷の忘れがたいことのたとえ。 中国南方の越の国から北国へ渡った鳥は樹木の南側の枝に巣をかけ、北方の胡の国から来た馬は北風が吹きよせると故郷を想って嘶(いなな)くという意から。 『文選』の古詩「胡馬は北風に依り、越鳥は南枝に巣くう」による。 単に「越鳥南枝に巣くう」や「胡馬北風に嘶く」ともいう。
同じ羽の鳥は集まるものだ(おなじはねのとりはあつまるものだ)
同じような趣味や考え方の人間は、自然と集まって仲間になるということ。
籠の鳥、雲を慕う(かごのとり、くもをしたう)
自由を奪われている人が、自由な境遇を願い求めるたとえ。籠の中の鳥が、大空の雲を恋い慕うという意から。「籠鳥雲を恋う」ともいう。