下手の射る矢とは
下手の射る矢
へたのいるや

言葉 | 下手の射る矢 |
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読み方 | へたのいるや |
意味 | まともな人間は相手にしやすいが、無茶苦茶な人間は相手にしにくいということ。
下手な者の射る矢はどこへ飛ぶかわからないので避けようがないとの意から。 「狐が下手の射る矢を恐る」「下手の鉄砲烏が怖じる」ともいう。 |
異形 | 狐が下手の射る矢を恐る(きつねがへたのいるやをおそる) |
下手の鉄砲烏が怖じる(へたのてっぽうからすがおじる) | |
使用語彙 | 怖じる |
使用漢字 | 下 / 手 / 射 / 矢 / 狐 / 恐 / 鉄 / 砲 / 烏 / 怖 |
「下」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下にも寄りつけない(あしもとにもよりつけない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
「手」を含むことわざ
- 相手変われど手前変わらず(あいてかわれどてまえかわらず)
- 相手変われど主変わらず(あいてかわれどぬしかわらず)
- 相手にとって不足はない(あいてにとってふそくはない)
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 相手のない喧嘩はできぬ(あいてのないけんかはできぬ)
- 相手見てからの喧嘩声(あいてみてからのけんかごえ)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 赤子の手をねじる(あかごのてをねじる)
- 赤子の手を捩じるよう(あかごのてをねじるよう)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
「射」を含むことわざ
- 金的を射当てる(きんてきをいあてる)
- 金的を射落とす(きんてきをいおとす)
- 金的を射止める(きんてきをいとめる)
- 射程距離に入る(しゃていきょりにはいる)
- 将を射んとせば先ず馬を射よ(しょうをいんとせばまずうまをいよ)
- 将を射んと欲すれば先ず馬を射よ(しょうをいんとほっすればまずうまをいよ)
- 正鵠を射る(せいこくをいる)
- 人を射んとせば先ず馬を射よ(ひとをいんとせばまずうまをいよ)
「矢」を含むことわざ
- 戦を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
- 軍を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
- 石に立つ矢(いしにたつや)
- 一矢を報いる(いっしをむくいる)
- 刀折れ矢尽きる(かたなおれやつきる)
- 帰心、矢の如し(きしん、やのごとし)
- 光陰、矢の如し(こういん、やのごとし)
- 白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ)
- 敵を見て矢を矧ぐ(てきをみてやをはぐ)
「狐」を含むことわざ
- 兎の罠に狐がかかる(うさぎのわなにきつねがかかる)
- 同じ穴の狐(おなじあなのむじな)
- 狐、その尾を濡らす(きつね、そのおをぬらす)
- 狐と狸(きつねとたぬき)
- 狐虎の威を借る(きつねとらのいをかる)
- 狐虎の威を藉る(きつねとらのいをかる)
- 狐七化け、狸は八化け(きつねななばけ、たぬきはやばけ)
- 狐につままれる(きつねにつままれる)
- 狐の子は面白(きつねのこはつらじろ)
「恐」を含むことわざ
- 飢えたる犬は棒を恐れず(うえたるいぬはぼうをおそれず)
- 恐れ入谷の鬼子母神(おそれいりやのきしもじん)
- 恐れをなす(おそれをなす)
- 恋の遺恨と食べ物の遺恨は恐ろしい(こいのいこんとたべもののいこんはおそろしい)
- 大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず(たいてきとみておそれずしょうてきとみてあなどらず)
- 闘う雀、人を恐れず(たたかうすずめ、ひとをおそれず)
- 闘雀人を恐れず(とうじゃくひとをおそれず)
- 長居は恐れ(ながいはおそれ)
- 痩せ馬鞭を恐れず(やせうまむちをおそれず)
「鉄」を含むことわざ
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 入り鉄砲に出女(いりでっぽうにでおんな)
- 暗闇の鉄砲(くらやみのてっぽう)
- 寸鉄人を殺す(すんてつひとをころす)
- 寸鉄人を刺す(すんてつひとをさす)
- 誰に見しょとて紅鉄漿つける(だれにみしょとてべにかねつける)
- 男子の一言、金鉄の如し(だんしのいちごん、きんてつのごとし)
- 鉄槌を下す(てっついをくだす)
- 鉄桶水を漏らさず(てっとうみずをもらさず)
- 鉄砲玉の使い(てっぽうだまのつかい)
「砲」を含むことわざ
- 入り鉄砲に出女(いりでっぽうにでおんな)
- 暗闇の鉄砲(くらやみのてっぽう)
- 鉄砲玉の使い(てっぽうだまのつかい)
- 女房、鉄砲、仏法(にょうぼう、てっぽう、ぶっぽう)
- 鳩が豆鉄砲を食ったよう(はとがまめでっぽうをくったよう)
- 鳩に豆鉄砲(はとにまめでっぽう)
- 肘鉄砲を食う(ひじでっぽうをくう)
- 肘鉄砲を食わす(ひじでっぽうをくわす)
- 肘鉄砲を食わせる(ひじでっぽうをくわせる )
- 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる(へたなてっぽうもかずうちゃあたる)
「烏」を含むことわざ
- 烏賊の甲より年の功(いかのこうよりとしのこう)
- 烏賊の甲より年の劫(いかのこうよりとしのこう)
- 今泣いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 今鳴いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 烏合の衆(うごうのしゅう)
- 烏鵲の智(うじゃくのち)
- 鵜の真似をする烏(うのまねをするからす)
- 鵜の真似をする烏水に溺れる(うのまねをするからすみずにおぼれる)
- 鵜の真似をする烏水を呑む(うのまねをするからすみずをのむ)
- 烏有に帰す(うゆうにきす)