将を射んと欲すれば先ず馬を射よとは
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ
しょうをいんとほっすればまずうまをいよ
言葉 | 将を射んと欲すれば先ず馬を射よ |
---|---|
読み方 | しょうをいんとほっすればまずうまをいよ |
意味 | 何かを達成したり手に入れたりしようとするときには、まずは周囲にあるものから狙うのがよいというたとえ。
敵将を射ようとするのであれば、まず敵将の乗っている馬を射止めるのがよいとの意から。 「将を射んとせば先ず馬を射よ」「人を射んとせば先ず馬を射よ」ともいう。 |
異形 | 将を射んとせば先ず馬を射よ(しょうをいんとせばまずうまをいよ) |
人を射んとせば先ず馬を射よ(ひとをいんとせばまずうまをいよ) | |
場面用途 | 馬 |
使用語彙 | 馬 |
使用漢字 | 将 / 射 / 欲 / 先 / 馬 / 人 |
「将」を含むことわざ
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 王侯将相寧んぞ種あらんや(おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや)
- お山の大将(おやまのたいしょう)
- お山の大将俺一人(おやまのたいしょうおれひとり)
- 強将の下に弱卒なし(きょうしょうのもとにじゃくそつなし)
- 碁で負けたら将棋で勝て(ごでまけたらしょうぎでかて)
- 将棋倒し(しょうぎだおし)
- 手のない将棋は負け将棋(てのないしょうぎはまけしょうぎ)
「射」を含むことわざ
- 狐が下手の射る矢を恐る(きつねがへたのいるやをおそる)
- 金的を射当てる(きんてきをいあてる)
- 金的を射落とす(きんてきをいおとす)
- 金的を射止める(きんてきをいとめる)
- 射程距離に入る(しゃていきょりにはいる)
- 正鵠を射る(せいこくをいる)
- 下手の射る矢(へたのいるや)
「欲」を含むことわざ
- 己の欲する所を人に施せ(おのれのほっするところをひとにほどこせ)
- 己の欲せざる所は人に施すこと勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)
- 己の欲せざる所は人に施す勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ)
- 親の欲目(おやのよくめ)
- 樹静かならんと欲すれども風止まず(きしずかならんとほっすれどもかぜやまず)
- 心の欲する所に従えども矩を踰えず(こころのほっするところにしたがえどものりをこえず)
- 後生大事や金欲しや死んでも命のあるように(ごしょうだいじやかねほしやしんでもいのちのあるように)
- 山雨来らんと欲して風楼に満つ(さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ)
- 信心も欲から(しんじんもよくから)
「先」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 悪の報いは針の先(あくのむくいははりのさき)
- 顎から先に生まれる(あごからさきにうまれる)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 当て事と畚褌は先から外れる(あてことともっこふんどしはさきからはずれる)
- 後先になる(あとさきになる)
- 後先見ず(あとさきみず)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 後にも先にも(あとにもさきにも)
- 後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
「馬」を含むことわざ
- 秋高く馬肥ゆ(あきたかくうまこゆ)
- 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 牛は牛連れ、馬は馬連れ(うしはうしづれ、うまはうまづれ)
- 牛も千里馬も千里(うしもせんりうまもせんり)
- 牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)