「将」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 16 件
「将」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
輝かしい功績をあげた人の陰には、多くの人の努力や苦労があるというたとえ。 指導者だけが功名を得ることを嘆く言葉。 一人の将軍が輝かしい功名をあげた陰には、犠牲となった一万人もの兵士の骨が戦場にさらされているとの意から。
王侯将相寧んぞ種あらんや(おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや)
王や諸侯、将軍、大臣になるには家柄や血統など関係なく、必要なのはその人の才能や努力だということ。「種」は家柄、血統の意。
お山の大将(おやまのたいしょう)
小さな集団や狭い世界の中で、自分が一番偉いと得意になって威張っている人のこと。
竈将軍(かまどしょうぐん)
外では小さくなっているのに、わが家へ帰ると急に大きな顔をする者。夫にも妻にもいう。 竈は煮炊きをする場、転じて所帯そのものをさし、その狭い持ち場でだけ振るう権勢を将軍になぞらえた。
碁で負けたら将棋で勝て(ごでまけたらしょうぎでかて)
あることで失敗してもくよくよせず、別の事で取り返せということ。
将棋倒し(しょうぎだおし)
将棋の駒を間隔をあけて立てて並べ、その中の一つを倒して他の駒に当て、次から次へと連鎖的に駒を倒していく遊び。 転じて、一部が壊れると全体に影響が出ること。
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ(しょうをいんとほっすればまずうまをいよ)
狙う相手そのものに手を出す前に、その人を立たせているものを先に落とす。 支えを失えば、当人はもう動けない。 「将を射んとせば先ず馬を射よ」「人を射んとせば先ず馬を射よ」「大将を射んとせば先ず馬を射よ」ともいう。
手のない将棋は負け将棋(てのないしょうぎはまけしょうぎ)
方策がないところには成算がないというたとえ。打つ手に困る将棋は、結局は負けるということから。
鳥の将に死なんとする、その鳴くや哀し(とりのまさにしなんとする、そのなくやかなし)
終わりが近い生き物の声は、聞く者の耳に長く残る。 「人の将に死なんとする、その言や善し」と対をなし、去り際に出る言葉には飾りがないと説く。 病の床にあった曾子が、見舞いの相手に向けて引いた一節。
敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)
失敗した者は、そのことについて弁解する資格がないということ。戦いに敗れた将軍は兵法について発言する資格はないとの意から。
万卒は得易く、一将は得難し(ばんそつはえやすく、いっしょうはえがたし)
平凡な人物はたくさんいるが、優秀な人物に巡り会うのは難しいということ。 平凡な兵士を集めることは難しくないが、一人の名将を得ることは難しいとの意から。
羊をして狼に将たらしむ(ひつじをしておおかみにしょうたらしむ)
気弱な者を強者の群れの上に据えても、下は本気で動かないということ。 漢の高祖が太子に諸将を率いさせようとした際、それでは羊に狼の指揮を執らせるようなもので誰も命を懸けはすまい、と諌められた。
人の将に死なんとするその言や善し(ひとのまさにしなんとするそのげんやよし)
もはや取り繕う相手も先もない者の言葉には、飾りが残らない。 最期の一言だけは、聞くに値するものになる。
日に就り、月に将む(ひになり、つきにすすむ)
学業や事業などが着実に進むことのたとえ。 「就り」は成り、「将む」は進むこと。 事が日ごとに成り、月ごとに進むとの意から。
名将に種無し(めいしょうにたねなし)
すぐれた将は血筋が生むものではなく、育ちと本人の努力でできあがるということ。
勇将の下に弱卒なし(ゆうしょうのもとにじゃくそつなし)
率いる者に力があれば、その組の隅々まで気が張り、腰の引けた者が出ない。 また、力量のある者のもとへは、名を聞いた人が自ら望んで加わる。
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