同じ穴の貉とは
同じ穴の貉
おなじあなのむじな

言葉 | 同じ穴の貉 |
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読み方 | おなじあなのむじな |
意味 | 一見無関係のように見えて、実は同類・仲間であることのたとえ。
多くは悪事をはたらく仲間のことをいう。 「同じ穴」は「一つ穴」とも、「貉」は「狸」「狐」ともいう。 |
異形 | 同じ穴の狸(おなじあなのたぬき) |
同じ穴の狐(おなじあなのむじな) | |
一つ穴の貉(ひとつあなのむじな) | |
一つ穴の狸(ひとつあなのたぬき) | |
一つ穴の狐(ひとつあなのきつね) | |
場面用途 | 仲間 |
使用語彙 | 同じ / 貉 / 一 |
使用漢字 | 同 / 穴 / 貉 / 狸 / 狐 / 一 |
「同」を含むことわざ
- 畦から行くも田から行くも同じ(あぜからいくもたからいくもおなじ)
- いとこ同士は鴨の味(いとこどうしはかものあじ)
- 大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然(おおやといえばおやもどうぜん、たなこといえばこもどうぜん)
- 落ちれば同じ谷川の水(おちればおなじたにがわのみず)
- 落つれば同じ谷川の水(おつればおなじたにがわのみず)
- 同い年夫婦は火吹く力もない(おないどしみょうとはひふくちからもない)
- 同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう)
「穴」を含むことわざ
- 穴が空く(あながあく)
- 穴が開く(あながあく)
- 穴があったら入りたい(あながあったらはいりたい)
- 穴の開くほど(あなのあくほど)
- 穴の開くほど見る(あなのあくほどみる)
- 穴の貉を値段する(あなのむじなをねだんする)
- 穴をあける(あなをあける)
- 穴を埋める(あなをうめる)
- 穴を掘って言い入れる(あなをほっていいいれる)
- 蟻の穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)
「貉」を含むことわざ
- 穴の貉を値段する(あなのむじなをねだんする)
- 同じ穴の貉(おなじあなのむじな)
- 一つ穴の貉(ひとつあなのむじな)
「狸」を含むことわざ
- 犬一代に狸一匹(いぬいちだいにたぬきいっぴき)
- 狐と狸(きつねとたぬき)
- 狐七化け、狸は八化け(きつねななばけ、たぬきはやばけ)
- 狐の七化け狸の八化け(きつねのななばけたぬきのやばけ)
- 狸が人に化かされる(たぬきがひとにばかされる)
- 狸の腹鼓(たぬきのはらつづみ)
- 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
「狐」を含むことわざ
- 兎の罠に狐がかかる(うさぎのわなにきつねがかかる)
- 狐、その尾を濡らす(きつね、そのおをぬらす)
- 狐が下手の射る矢を恐る(きつねがへたのいるやをおそる)
- 狐と狸(きつねとたぬき)
- 狐虎の威を借る(きつねとらのいをかる)
- 狐虎の威を藉る(きつねとらのいをかる)
- 狐七化け、狸は八化け(きつねななばけ、たぬきはやばけ)
- 狐につままれる(きつねにつままれる)
- 狐の子は面白(きつねのこはつらじろ)