風樹の歎とは
風樹の歎
ふうじゅのたん
言葉 | 風樹の歎 |
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読み方 | ふうじゅのたん |
意味 | 親に孝行したいと思ったときにはすでに親は無く、どうすることもできないという嘆きのことば。
「風樹」とは、風に吹かれて揺れ動く木のこと。 『韓詩外伝』「樹静かならんと欲すれども風止まず。子養わんと欲すれども親待たず。(木は静かに静止していたいのに、風がやまなければどうすることもできない。子どもが孝行したいと思っても親は待ってくれない。)」に基づく。 |
出典 | 『韓詩外伝』 |
場面用途 | 親子 / 親族 / 親孝行 / 子ども |
類句 | 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず) |
孝行のしたい時分に親はなし(こうこうのしたいじぶんにおやはなし) | |
使用漢字 | 風 / 樹 / 歎 |
「風」を含むことわざ
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- あったら口に風邪ひかす(あったらくちにかぜひかす)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 可惜口に風ひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
「樹」を含むことわざ
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 樹静かならんと欲すれども風止まず(きしずかならんとほっすれどもかぜやまず)
- 立ち寄らば大樹の陰(たちよらばたいじゅのかげ)
- 蚍蜉大樹を撼かす(ひふたいじゅをうごかす)
- 風樹の歎(ふうじゅのたん)
- 寄らば大樹の陰(よらばたいじゅのかげ)
「歎」を含むことわざ
- 風樹の歎(ふうじゅのたん)