楚囚

ことわざ「楚囚」(そしゅう)の意味・読み方を解説します。

言葉楚囚
読み方そしゅう
意味よその国で捕虜になっても、生まれた国を忘れず、誇りを持ち続ける人をいう。広く、捕まって自由を失った人にもいう。
もとの意味は、敵に捕まった楚(古代中国の国)の人。春秋時代の楚に、鍾儀という楽人(音楽を受け持つ役人)がいた。鄭に捕まって晋へ送られたが、楚の冠を着けたままだった。晋の君主に身の上を聞かれると、代々の楽人の家だと答え、琴を渡されると楚の調べを弾いた。この様子を聞いた晋の重臣の文子は、もとを忘れない立派な人物だとほめたという。『春秋左氏伝』成公九年にある話。
四字熟語の楚囚南冠は、同じ話から出た言葉である。
例文戦後、長く異国の収容所に留め置かれた祖父は、毎晩ふるさとの民謡を口ずさんでいたという。その姿はまさに楚囚だったのだろう。
出典『春秋左氏伝』成公九年
場面故郷 / 誇り
使用漢字楚 / 囚

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