心合わざれば肝胆も楚越の如し
ことわざ「心合わざれば肝胆も楚越の如し」の意味・読み方を解説します。
心合わざれば肝胆も楚越の如し
こころあわざればかんたんもそえつのごとし
| 言葉 | 心合わざれば肝胆も楚越の如し |
|---|---|
| 読み方 | こころあわざればかんたんもそえつのごとし |
| 意味 | 気持ちが通い合わなければ、身内や親しい仲間のようにごく近い間柄でも、見知らぬ他人と変わらないほど、互いの心は遠のいていく。
「肝胆」とは、体の中でじかに接して並ぶ二つの臓器、肝臓と、胆汁をためる胆のうのこと。「楚越」は中国の昔の国、楚と越のことで、遠く隔たった間柄を表すのに使われる。 『荘子』徳充符で、孔子が「違いのほうから見れば、肝臓と胆のうでさえ楚と越ほどに離れている」と述べるくだりが出どころである。同じくだりに基づく句に肝胆も楚越なり、四字熟語の肝胆楚越がある。 |
| 例文 | 双子の兄弟なのに、進む道をめぐって意見が食い違ってからは、心合わざれば肝胆も楚越の如しで、同じ家にいても目も合わせない。 |
| 出典 | 『荘子』徳充符 |
| 場面 | 他人 / 不仲 |
| 使用漢字 | 心 / 合 / 肝 / 胆 / 楚 / 越 / 如 |
「心」を含むことわざ
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
- 頭剃るより心を剃れ(あたまそるよりこころをそれ)
- 過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
- 怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす)
- 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 運用の妙は一心に存す(うんようのみょうはいっしんにそんす)
「合」を含むことわざ
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 合性が悪い(あいしょうがわるい)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 合間を縫う(あいまをぬう)
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 迎合を打つ(あどをうつ)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 合わせる顔がない(あわせるかおがない)
- 合わぬ蓋あれば合う蓋あり(あわぬふたあればあうふたあり)
- 息が合う(いきがあう)
「肝」を含むことわざ
- 荒肝を抜く(あらぎもをぬく)
- 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
- 肝胆相照らす(かんたんあいてらす)
- 肝胆地に塗る(かんたんちにまみる)
- 肝胆も楚越なり(かんたんもそえつなり)
- 肝胆を砕く(かんたんをくだく)
- 肝胆を披く(かんたんをひらく)
- 肝脳、地に塗る(かんのう、ちにまみる)
- 肝脳を絞る(かんのうをしぼる)
- 肝が据わる(きもがすわる)
「胆」を含むことわざ
- 生き胆を抜く(いきぎもをぬく)
- 肝胆相照らす(かんたんあいてらす)
- 肝胆地に塗る(かんたんちにまみる)
- 肝胆も楚越なり(かんたんもそえつなり)
- 肝胆を砕く(かんたんをくだく)
- 肝胆を披く(かんたんをひらく)
- 胆が据わる(きもがすわる)
- 胆を嘗める(きもをなめる)
- 心胆を寒からしめる(しんたんをさむからしめる)
- 胆斗の如し(たんとのごとし)
「楚」を含むことわざ
- 肝胆も楚越なり(かんたんもそえつなり)
- 心合わざれば肝胆も楚越の如し(こころあわざればかんたんもそえつのごとし)
- 楚人弓を遺れて楚人之を得(そひとゆみをわすれてそひとこれをう)
「越」を含むことわざ
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 祝い事は延ばせ、仏事は取り越せ(いわいごとはのばせ、ぶつじはとりこせ)
- 越俎の罪(えっそのつみ)
- 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
- 越王、怒蛙に式す(えつおう、どあにしょくす)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 沖を越える(おきをこえる)
- 川越して宿とれ(かわこしてやどとれ)
- 肝胆も楚越なり(かんたんもそえつなり)
- 先を越す(さきをこす)
