荒肝を抜く
「荒肝を抜く」の意味・読み方・異形などを解説します。類句に「荒肝を拉ぐ」などがあります。
荒肝を抜く
あらぎもをぬく
| 言葉 | 荒肝を抜く |
|---|---|
| 読み方 | あらぎもをぬく |
| 意味 | 人をひどく驚かすこと。こわがらせる、おじけづかせるといった意味合いでも使われる。
「荒肝(あらぎも)」は、物おじしない荒々しい心、つまり肝っ玉のこと。 「荒肝を拉ぐ」ともいう。「拉(ひし)ぐ」は、押しつぶすという意味。夏目漱石の小説『坊っちゃん』では、主人公が、声の大きい山嵐に送別会で演説をしてもらい、赤シャツをびっくりさせて縮み上がらせようとたくらむ場面にこの言い方が出てくる。原作では「荒肝を挫いで」と書いている。 |
| 異形 | 荒肝を拉ぐ(あらぎもをひしぐ) |
| 場面 | 驚く |
| 類句 | 荒肝を拉ぐ |
| 使用語彙 | 荒肝 |
| 使用漢字 | 荒 / 肝 / 抜 / 拉 |
「荒」を含むことわざ
- 秋荒れ半作(あきあれはんさく)
- 荒馬の轡は前から(あらうまのくつわはまえから)
- 荒波に揉まれる(あらなみにもまれる)
- 下戸の肴荒らし(げこのさかなあらし)
- 荒唐の言(こうとうのげん)
- 田の事すれば畑が荒れる(たのことすればはたけがあれる)
- 二百二十日の荒れ仕舞(にひゃくはつかのあれじまい)
- 破天荒(はてんこう)
- 鼻息が荒い(はないきがあらい)
「肝」を含むことわざ
- 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
- 肝胆相照らす(かんたんあいてらす)
- 肝胆も楚越なり(かんたんもそえつなり)
- 肝胆を砕く(かんたんをくだく)
- 肝胆を披く(かんたんをひらく)
- 肝脳、地に塗る(かんのう、ちにまみる)
- 肝が据わる(きもがすわる)
- 肝が小さい(きもがちいさい)
- 肝が太い(きもがふとい)
- 肝に銘じる(きもにめいじる)
「抜」を含むことわざ
- 垢が抜ける(あかがぬける)
- 灰汁が抜ける(あくがぬける)
- 足を抜く(あしをぬく)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
- 息を抜く(いきをぬく)
- 一頭地を抜く(いっとうちをぬく)
- 嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる(うそをつくとえんまさまにしたをぬかれる)
- 現を抜かす(うつつをぬかす)
- 稼ぐに追い抜く貧乏神(かせぐにおいぬくびんぼうがみ)
「拉」を含むことわざ
- 荒肝を拉ぐ(あらぎもをひしぐ)
- 胸拉ぐ(むねひしぐ)
