「驚く」に関連する故事・ことわざ・慣用句一覧
「驚く」に関連する故事・ことわざ・慣用句の一覧です。
頭から水を浴びたよう(あたまからみずをあびたよう)
突然起こった恐ろしい出来事に、驚き恐れてぞっとすることのたとえ。
頭から水を掛けられたよう(あたまからみずをかけられたよう)
突然起こった恐ろしい出来事に、驚き恐れてぞっとすることのたとえ。
呆気に取られる(あっけにとられる)
思いがけないことに出くわして、驚きあきれる。
あっと言わせる(あっといわせる)
想像もしていないような意外なことをして、周囲の人を驚かせたり、感心させたりする。
荒肝を抜く(あらぎもをぬく)
ひどく驚かすこと。また、恐れさせること。 「荒肝」は、荒々しいこころ。また、肝っ玉の意。
泡を食う(あわをくう)
思わぬ出来事に、ひどく驚きあわてることのたとえ。
泡を吹かせる(あわをふかせる)
驚き慌てさせる。度肝を抜く。
生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
人をひどく驚かせる。 「生き胆」は生きている動物の肝。
息を呑む(いきをのむ)
はっと驚いて、思わず息を止めること。
意表を突く(いひょうをつく)
相手の予想外のことをしたり言ったりして驚かせる。 「意表」は、思いがけないこと。考えてもいなかったこと。
色を失う(いろをうしなう)
思いがない事態に直面して、驚きや恐怖で顔色が青ざめる。
驚き、桃の木、山椒の木(おどろき、もものき、さんしょのき)
たいそう驚いたということを「き」の語呂合わせでいった言葉。
顔色なし(がんしょくなし)
恐れや驚きのために、顔色が真っ青になること。また、完全に圧倒されてどうにもならないようす。
鬼面、人を嚇す(きめん、ひとをおどす)
鬼の面をかぶって人をおどかすかのように、大げさな見せかけで人をおどかすたとえ。 「嚇す」は「威す」とも書く。 また、「鬼面、人を驚かす」ともいう。
肝を消す(きもをけす)
非常に驚くこと。びっくりすること。肝を潰す。 または、苦心すること。真心を尽くすこと。
肝を潰す(きもをつぶす)
非常に驚く。びっくりする。
肝を冷やす(きもをひやす)
非常に驚いてぞっとする。身の危険を感じてひやりとする。
声を呑む(こえをのむ)
極度の驚き、緊張、感動などによって、声を出すことができなくなること。
腰が抜ける(こしがぬける)
驚きや恐怖で、腰の力がぬけて立ち上がれなくなること。 また、気力が抜けて茫然(ぼうぜん)とすること。
腰を抜かす(こしをぬかす)
動けなくなるほど、ひどく驚くさま。
これはしたり(これはしたり)
自分の失敗に気づいたり、驚いたりしたときなどに発する言葉。
舌を巻く(したをまく)
すばらしさに驚いて、非常に感心するようす。
尻毛を抜く(しりげをぬく)
油断している時に、不意に物事を行って驚かせること。
耳目を驚かす(じもくをおどろかす)
世間の多くの人を驚かせること。
寿命が縮む(じゅみょうがちぢむ)
激しい恐怖や驚きなどを受けることのたとえ。
魂を冷やす(たましいをひやす)
非常に驚きおそれる。肝を冷やす。
度肝を抜く(どぎもをぬく)
激しく驚かせること。
毒気を抜かれる(どっけをぬかれる)
ひどく驚かされて呆然となること。度肝を抜かれること。 「毒気」は「どっき」とも読む。
寝耳に水(ねみみにみず)
不意の出来事に驚くことのたとえ。 寝ている時に不意に耳に水が入り驚く、また寝ている時に水の音を耳にして驚くことから。
鳩が豆鉄砲を食ったよう(はとがまめでっぽうをくったよう)
突然のことに驚いて、きょとんとしている様子のたとえ。 「豆鉄砲」は、豆や丸めた紙などを弾に使うおもちゃの鉄砲。 豆鉄砲で撃たれてた鳩が、突然のことにびっくりして目を丸くしている様子から。 「鳩に豆鉄砲」「豆鉄砲を食った鳩のよう」ともいう。
一泡吹かせる(ひとあわふかせる)
不意をついて、相手を驚き慌てさせること。
目が点になる(めがてんになる)
驚いて呆気にとられる様子。 漫画で、驚きの表情を描く際に目を点にして表現したことから。
目が出る(めがでる)
値段が驚くほど高い様子。また、激しく叱られる様子。目が飛び出るに同じ。 また、物事が思い通りになること。運が向いてくること。いい目が出るに同じ。
目が飛び出る(めがとびでる)
値段が驚くほど高い様子。 また、激しく叱られる様子。 「目玉が飛び出る」「目の玉が飛び出る」ともいう。
目を白黒させる(めをしろくろさせる)
苦しんだり驚いたりして目玉をはげしく動かすこと。 また、ある出来事にひどく驚き慌てること。
目を丸くする(めをまるくする)
ある出来事に驚いて、目をおおきく見開くこと。
目を見張る(めをみはる)
目をおおきく見開くこと。感動したり、驚いたりする様子のたとえ。
目を剝く(めをむく)
驚きや怒りなどにより、目をおおきく見開くこと。