荒波に揉まれるについて
荒波に揉まれる
あらなみにもまれる

言葉 | 荒波に揉まれる |
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読み方 | あらなみにもまれる |
意味 | 世間の厳しい現実の中で、さまざまな苦労を重ねること。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「荒」を含むことわざ
秋荒れ半作(あきあれはんさく)
秋に天候が荒れると、作物の収穫は半減するということ。
荒肝を抜く(あらぎもをぬく)
ひどく驚かすこと。また、恐れさせること。 「荒肝」は、荒々しいこころ。また、肝っ玉の意。
下戸の肴荒らし(げこのさかなあらし)
酒の飲めない人が、酒の肴を手当たりしだいに食い荒らすこと。
荒唐の言(こうとうのげん)
根拠のないでたらめの話のこと。「荒唐」は、言うことにとりとめがないこと。
田の事すれば畑が荒れる(たのことすればはたけがあれる)
一方に気をとられていると、他方がおろそかになり、両方同時にはできないということのたとえ。田んぼのことをすれば、畑まで手が回らずに荒れてしまうという意から。
二百二十日の荒れ仕舞(にひゃくはつかのあれじまい)
立春から数えて、二百二十日の九月十日頃になると、台風の恐れが少なくなるということ。
「波」を含むことわざ
浅瀬に徒波(あさせにあだなみ)
思慮の浅い人間ほど、おしゃべりで些細なことで騒ぎ立てるということ。「徒波」は「仇波」とも書き、浅瀬が徒(いたずら)にさざ波を立てる意から。
阿波に吹く風は讃岐にも吹く(あわにふくかぜはさぬきにもふく)
ある土地の風習は、他の土地にも移る。上の人の行いは、下の者も真似るようになるということ。また、どこの土地でも人情は変わらないということ。「阿波」は現在の徳島県、「讃岐」は香川県。
一波纔かに動いて万波随う(いっぱわずかにうごいてまんぱしたがう)
一つの小さな事件の影響が、いろいろな方面に及ぶことのたとえ。 波が一つ起きると、そこからたくさんの波が続いて起きるということから。
秋波を送る(しゅうはをおくる)
女性が相手の気を引こうとして色目を使うこと。「秋波」は美人の涼やかな目もと。また、女性の媚びを含んだ目つきのこと。
白波(しらなみ)
泥棒・盗賊のこと。中国の後漢末、黄巾の賊の残党が白波谷(はくはこく)に籠もって白波賊(はくはぞく)と呼ばれ、日本でそれを訓読したもの。
難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)
物の呼び名や、風俗・習慣などは、地方によって異なるというたとえ。難波で「葦」と呼んでいる植物を、伊勢では「浜荻」と呼ぶという意から。