一波纔かに動いて万波随うとは
一波纔かに動いて万波随う
いっぱわずかにうごいてまんぱしたがう
言葉 | 一波纔かに動いて万波随う |
---|---|
読み方 | いっぱわずかにうごいてまんぱしたがう |
意味 | 一つの小さな事件の影響が、いろいろな方面に及ぶことのたとえ。
波が一つ起きると、そこからたくさんの波が続いて起きるということから。 |
出典 | 『冷斎詩話』 |
使用語彙 | 一波 / 随う |
使用漢字 | 一 / 波 / 纔 / 動 / 万 / 随 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 朝顔の花一時(あさがおのはないっとき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
- 一応も二応も(いちおうもにおうも)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 一か八か(いちかばちか)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 一から十まで(いちからじゅうまで)
- 一議に及ばず(いちぎにおよばず)
- 一工面、二働き(いちくめん、にはたらき)
- 一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
- 一言もない(いちごんもない)
- 一事が万事(いちじがばんじ)
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)
- 一日の計は晨にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は朝にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
- 一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり(いちじつのけいはあしたにあり、いちねんのけいはがんたんにあり)
- 一日の長(いちじつのちょう)
- 一日再び晨なり難し(いちじつふたたびあしたなりがたし)
- 一字の師(いちじのし)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一場の春夢(いちじょうのしゅんむ)
- 一段落つく(いちだんらくつく)
「波」を含むことわざ
- 浅瀬に仇波(あさせにあだなみ)
- 浅瀬に徒波(あさせにあだなみ)
- 荒波に揉まれる(あらなみにもまれる)
- 阿波に吹く風は讃岐にも吹く(あわにふくかぜはさぬきにもふく)
- 秋波(しゅうは)
- 秋波を送る(しゅうはをおくる)
- 白波(しらなみ)
- 弖爾波が合わない(てにはがあわない)
- 弖爾乎波が合わない(てにをはがあわない)
- 長崎ばってん、江戸べらぼう、神戸兵庫のなんぞいや、ついでに丹波のいも訛(ながさきばってん、えどべらぼう、こうべひょうごのなんぞいや、ついでにたんばのいもなまり)
- 難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)
- 波風が絶えない(なみかぜがたえない)
- 波風が立つ(なみかぜがたつ)
- 波に千鳥(なみにちどり)
- 波に乗る(なみにのる)
- 平地に波瀾を起こす(へいちにはらんをおこす)
- ぽつぽつ三年、波八年(ぽつぽつさんねん、なみはちねん)
- 寄る年波には勝てぬ(よるとしなみにはかてぬ)
「纔」を含むことわざ
- 一波纔かに動いて万波随う(いっぱわずかにうごいてまんぱしたがう)
「動」を含むことわざ
- 頭が動けば尾も動く(あたまがうごけばおもうごく)
- 動きが取れない(うごきがとれない)
- 後ろ弁天、前不動(うしろべんてん、まえふどう)
- 頭が動かねば尾が動かぬ(かしらがうごかねばおがうごかぬ)
- 風は吹けども山は動せず(かぜはふけどもやまはどうせず)
- 口が動けば手が止む(くちがうごけばてがやむ)
- 心が動かされる(こころがうごかされる)
- 心が動く(こころがうごく)
- 心を動かす(こころをうごかす)
- 食指が動く(しょくしがうごく)
- 大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
- 泰山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
- 妻の言うに向こう山も動く(つまのいうにむこうやまもうごく)
- 梃子でも動かない(てこでもうごかない)
- 梃子でも動かぬ(てこでもうごかぬ)
- 天地を動かし鬼神を感ぜしむ(てんちをうごかしきじんをかんぜしむ)
- 眉一つ動かさない(まゆひとつうごかさない)
「万」を含むことわざ
- 一事が万事(いちじがばんじ)
- 一人虚を伝うれば万人実を伝う(いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう)
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 一夫関に当たれば万夫も開くなし(いっぷかんにあたればばんぷもひらくなし)
- 家書万金に抵る(かしょばんきんにあたる)
- 風邪は万病のもと(かぜはまんびょうのもと)
- 食後の一睡、万病円(しょくごのいっすい、まんびょうえん)
- 食後の一睡、万病丹(しょくごのいっすい、まんびょうたん)
- 千石取れば万石羨む(せんごくとればまんごくうらやむ)
- 千石万石も米五合(せんごくまんごくもこめごごう)
- 千石万石も飯一杯(せんごくまんごくもめしいっぱい)
- 千緒万端、遺漏あることなし(せんしょばんたん、いろうあることなし)
- 先手は万手(せんてはまんて)
- 千万人と雖も吾往かん(せんまんにんといえどもわれゆかん)
- 知恵は万代の宝(ちえはばんだいのたから)
- 長者の万灯より貧者の一灯(ちょうじゃのまんとうよりひんじゃのいっとう)
- 鶴は千年、亀は万年(つるはせんねん、かめはまんねん)
- 天地は万物の逆旅(てんちはばんぶつのげきりょ)
- 富は一生の宝、知は万代の宝(とみはいっしょうのたから、ちはばんだいのたから)
- 人間一生二万日(にんげんいっしょうにまんにち)
- 人間は万物の尺度である(にんげんはばんぶつのしゃくどである)
- 人間万事金の世の中(にんげんばんじかねのよのなか)
- 人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)
- 鼻糞丸めて万金丹(はなくそまるめてまんきんたん)
- 万斛の涙(ばんこくのなみだ)
- 万死一生を顧みず(ばんしいっしょうをかえりみず)
- 万死に一生を得る(ばんしにいっしょうをえる)
- 万死の中に一生を得(ばんしのうちにいっしょうをう)