竿竹で星を打つについて

言葉 | 竿竹で星を打つ |
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読み方 | さおだけでほしをうつ |
意味 | 不可能なことをしようとする愚かさのたとえ。また、思うところに手が届かないもどかしさのたとえ。竿竹で天の星を打ち落とすという意から。 |
出典 | - |
類句 | 蒟蒻で石垣を築く(こんにゃくでいしがきをきずく) |
使用されている漢字
「竿」を含むことわざ
竿竹で星を打つ(さおだけでほしをうつ)
竿の先の鈴(さおのさきのすず)
よくしゃべることのたとえ。鈴を竿の先につけると、揺れてうるさく鳴ることから。
百尺竿頭一歩を進む(ひゃくしゃくかんとういっぽをすすむ)
すでに目標に到達して、さらに向上しようと努力するたとえ。また、十分に説明したうえに、さらに一歩進めて説明するたとえ。百尺の竿の先端に達したのに、さらに一歩進もうとするという意から。「百尺」は「ひゃくせき」ともいう。
「竹」を含むことわざ
木七竹八塀十郎(きしちたけはちへいじゅうろう)
木を切るには七月、竹を切るには八月、土塀を塗るのは十月が適しているということ。月はいずれも陰暦で、人名のように語呂をあわせて覚えやすくしたもの。
木に竹を接ぐ(きにたけをつぐ)
前後の筋が通らないことのたとえ。不自然なことのたとえ。性質がまったく違う竹を木に接ぎ木しようとしてもうまくいかないという意から。略して「木に竹」ともいう。
木もと竹うら(きもとたけうら)
木は根元のほうから、竹は先のほうから割るとうまく割れるということ。物事にはやりやすい方法や順序があるというたとえ。「うら」は、「末」で先の方の意。
胸中、成竹あり(きょうちゅう、せいちくあり)
事をするにあたって、あらかじめ成算があるというたとえ。胸中に、絵として完成した竹を思い浮かべて描きはじめるという意から。
功名を竹帛に垂る(こうみょうをちくはくにたる)
手柄を立てて、歴史に名を残すたとえ。「竹帛」は、竹の札と絹のこと。中国で、紙の発明以前に、これに文字を記したところから書物または歴史の意。「垂る」は、残すという意。
地震の時は竹薮に逃げろ(じしんのときはたけやぶににげろ)
地震の時は竹やぶが避難場所としてすぐれているということ。竹は根を広く張っているいるため地割れが少なく、竹は倒れにくく、もし倒れても軽いため怪我が少ないことなど、経験からいわれている言葉。
「星」を含むことわざ
甲斐なき星が夜を明かす(かいなきほしがよをあかす)
巨星墜つ(きょせいおつ)
偉大な人物が死ぬことのたとえ。「巨星」は、輝かしい業績をあげた偉大な人物の意。
綺羅星の如し(きらぼしのごとし)
立派な人や明るいものが、ずらりと並ぶ様子のたとえ。「綺羅、星の如し」からできた語で、「綺羅」は、美しい衣服の意。転じて、外見が華やかなこと、栄華をきわめること。本来「綺羅と星と」と、美しいものを列挙した語が、のちに誤って「綺羅星」と一語化された語になった。
彗星の如く(すいせいのごとく)
何の前触れもなく、いきなり現れて注目を集めること。
図星を指す(ずぼしをさす)
相手が隠していることや弱点などを推測して当てること。 「図星」は弓道の的の中心の点のこと。転じて、核心となる部分や急所などのたとえ。
名のない星は宵から出る(なのないほしはよいからでる)
最初に出て来るものに、たいしたものはないというたとえ。また、心待ちにしている人は現れず、待ってもいない者が早々にやって来ることのたとえ。
「打」を含むことわざ
相槌を打つ(あいづちをうつ)
相手の話に調子を合わせて頷くこと。「相槌」は鍛冶仕事で鉄を鍛える時、相方と向かい合い交互に槌を打ち合わせること。
頭打ちになる(あたまうちになる)
物事が限界に達して、それ以上には上がらない状態になること。
一席打つ(いっせきぶつ)
大勢の前で威勢よく演説をする。得意げに話をする。
打たねば鳴らぬ(うたねばならぬ)
何もしなければ何も生まれない。何事も行動しなければ成果はでないということ。
打たれても親の杖(うたれてもおやのつえ)
親が子を杖で打つ叱り方も、慈愛がこもっているので子は感謝すべきだということ。
打って一丸となる(うっていちがんとなる)
すべての関係者が心を一つにして事に当たる。一致団結する。