難波の葦は伊勢の浜荻とは
難波の葦は伊勢の浜荻
なにわのあしはいせのはまおぎ
言葉 | 難波の葦は伊勢の浜荻 |
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読み方 | なにわのあしはいせのはまおぎ |
意味 | 物の呼び名、風俗、習慣などは、地方によって異なるというたとえ。
難波では「葦(あし)」と呼んでいる植物を、伊勢では「浜荻(はまおぎ)」と呼ぶとの意から。 |
類句 | 所変われば品変わる(ところかわればしなかわる) |
使用漢字 | 難 / 波 / 葦 / 伊 / 勢 / 浜 / 荻 |
「難」を含むことわざ
- 言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)
- 一日再び晨なり難し(いちじつふたたびあしたなりがたし)
- 一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)
- 色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
- 曰く言い難し(いわくいいがたし)
- 謂われを聞けば有難や(いわれをきけばありがたや)
- 縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)
- 難きを先にし、獲るを後にす(かたきをさきにし、うるをのちにす)
- 噛み合う犬は呼び難し(かみあういぬはよびがたし)
- 艱難、汝を玉にす(かんなん、なんじをたまにす)
「波」を含むことわざ
- 浅瀬に仇波(あさせにあだなみ)
- 浅瀬に徒波(あさせにあだなみ)
- 荒波に揉まれる(あらなみにもまれる)
- 阿波に吹く風は讃岐にも吹く(あわにふくかぜはさぬきにもふく)
- 一波纔かに動いて万波随う(いっぱわずかにうごいてまんぱしたがう)
- 秋波(しゅうは)
- 秋波を送る(しゅうはをおくる)
- 白波(しらなみ)
- 弖爾波が合わない(てにはがあわない)
- 弖爾乎波が合わない(てにをはがあわない)
「葦」を含むことわざ
- 葦を啣む雁(あしをふくむかり)
- 考える葦(かんがえるあし)
- 難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)
- 人間は考える葦である(にんげんはかんがえるあしである)
- 葦の髄から天井を覗く(よしのずいからてんじょうをのぞく)
「伊」を含むことわざ
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 遠慮ひだるし伊達寒し(えんりょひだるしだてさむし)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 賢者ひだるし、伊達寒し(けんじゃひだるし、だてさむし)
- 伊達の薄着(だてのうすぎ)
- 伊達の素足もないから起こる、あれば天鵞絨の足袋も履く(だてのすあしもないからおこる、あればびろうどのたびもはく)
- 伊達の素足も貧から起こる(だてのすあしもひんからおこる)
「勢」を含むことわざ
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 騎虎の勢い(きこのいきおい)
- 旭日昇天の勢い(きょくじつしょうてんのいきおい)
- 虚勢を張る(きょせいをはる)
- 決河の勢い(けっかのいきおい)
- 姿勢を正す(しせいをただす)
- 多勢に無勢(たぜいにぶぜい)
- 脱兎の勢い(だっとのいきおい)
- 飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい)
「浜」を含むことわざ
- 率土の浜(そっとのひん)
- 難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)
- 浜の真砂(はまのまさご)
- 普天の下、率土の浜(ふてんのもと、そっとのひん)
「荻」を含むことわざ
- 難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)