遠慮ひだるし伊達寒しとは
遠慮ひだるし伊達寒し
えんりょひだるしだてさむし
言葉 | 遠慮ひだるし伊達寒し |
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読み方 | えんりょひだるしだてさむし |
意味 | 遠慮も見栄もほどほどにせよということ。
「ひだるし」はひもじいの意。 食事を遠慮して食べないとひもじい思いをし、格好を気にして薄着でいると寒い思いをするとの意から。 |
類句 | 賢者ひだるし、伊達寒し(けんじゃひだるし、だてさむし) |
使用漢字 | 遠 / 慮 / 伊 / 達 / 寒 |
「遠」を含むことわざ
- 足が遠のく(あしがとおのく)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 犬の遠吠え(いぬのとおぼえ)
- 殷鑑遠からず(いんかんとおからず)
- 噂は遠くから(うわさはとおくから)
- 遠水、近火を救わず(えんすい、きんかをすくわず)
- 遠慮会釈なく(えんりょえしゃくなく)
- 遠慮会釈もない(えんりょえしゃくもない)
- 遠慮が無沙汰(えんりょがぶさた)
- 遠慮なければ近憂あり(えんりょなければきんゆうあり)
- 遠慮は無沙汰(えんりょはぶさた)
- 北に近ければ南に遠い(きたにちかければみなみにとおい)
- 君子は庖厨を遠ざく(くんしはほうちゅうをとおざく)
- 敬して遠ざく(けいしてとおざく)
- 性相近し、習い相遠し(せいあいちかし、ならいあいとおし)
- 近道は遠道(ちかみちはとおみち)
- 遠い親戚より近くの他人(とおいしんせきよりちかくのたにん)
- 遠き慮りなき者は必ず近き憂えあり(とおきおもんぱかりなきものはかならずちかきうれえあり)
- 遠きに行くは必ず近きよりす(とおきにゆくはかならずちかきよりす)
- 遠きは花の香(とおきははなのか)
- 遠きを知りて近きを知らず(とおきをしりてちかきをしらず)
- 遠くて近いは男女の仲(とおくてちかいはだんじょのなか)
- 遠くて近きは男女の仲(とおくてちかきはだんじょのなか)
- 遠くなれば薄くなる(とおくなればうすくなる)
- 遠くの火事、背中の灸(とおくのかじ、せなかのきゅう)
- 遠くの親類より近くの他人(とおくのしんるいよりちかくのたにん)
- 遠ざかるほど思いが募る(とおざかるほどおもいがつのる)
- 遠火で手を焙る(とおびでてをあぶる)
「慮」を含むことわざ
- 遠慮会釈なく(えんりょえしゃくなく)
- 遠慮会釈もない(えんりょえしゃくもない)
- 遠慮が無沙汰(えんりょがぶさた)
- 遠慮なければ近憂あり(えんりょなければきんゆうあり)
- 遠慮は無沙汰(えんりょはぶさた)
- 愚者も千慮に一得有り(ぐしゃもせんりょにいっとくあり )
- 千慮の一失(せんりょのいっしつ)
- 千慮の一得(せんりょのいっとく)
- 遠き慮りなき者は必ず近き憂えあり(とおきおもんぱかりなきものはかならずちかきうれえあり)
「伊」を含むことわざ
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 賢者ひだるし、伊達寒し(けんじゃひだるし、だてさむし)
- 伊達の薄着(だてのうすぎ)
- 伊達の素足もないから起こる、あれば天鵞絨の足袋も履く(だてのすあしもないからおこる、あればびろうどのたびもはく)
- 伊達の素足も貧から起こる(だてのすあしもひんからおこる)
- 難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)
「達」を含むことわざ
- 賢者ひだるし、伊達寒し(けんじゃひだるし、だてさむし)
- 死せる孔明、生ける仲達を走らす(しせるこうめい、いけるちゅうたつをはしらす)
- 達人は大観す(たつじんはたいかんす)
- 棚から落ちた達磨(たなからおちただるま)
- 伊達の薄着(だてのうすぎ)
- 伊達の素足もないから起こる、あれば天鵞絨の足袋も履く(だてのすあしもないからおこる、あればびろうどのたびもはく)
- 伊達の素足も貧から起こる(だてのすあしもひんからおこる)
- 亭主は達者で留守が良い(ていしゅはたっしゃでるすがよい)
- 年寄りて達者なものは口ばかり(としよりてたっしゃなものはくちばかり)
- 年寄りの達者、春の雪(としよりのたっしゃ、はるのゆき)
- 貧乏は達者の基(びんぼうはたっしゃのもと)
- 古い友達と古い葡萄酒に勝るものなし(ふるいともだちとふるいぶどうしゅにまさるものなし)
「寒」を含むことわざ
- 暑さ寒さも彼岸まで(あつささむさもひがんまで)
- 医者寒からず儒者寒し(いしゃさむからずじゅしゃさむし)
- お寒い(おさむい)
- 河童の寒稽古(かっぱのかんげいこ)
- 寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
- 唇滅びて歯寒し(くちびるほろびてはさむし)
- 賢者ひだるし、伊達寒し(けんじゃひだるし、だてさむし)
- 氷は水より出でて水よりも寒し(こおりはみずよりいでてみずよりもさむし)
- 歳寒の松柏(さいかんのしょうはく)
- 寒さ小便、ひだるさ欠伸(さむさしょうべん、ひだるさあくび)
- 寒さの果ても涅槃まで(さむさのはてもねはんまで)
- 仕事幽霊飯弁慶、その癖夏痩せ寒細り、たまたま肥ゆれば腫れ病(しごとゆうれいめしべんけい、そのくせなつやせかんぼそり、たまたまこゆればはれやまい)
- 小寒の氷大寒に解く(しょうかんのこおりだいかんにとく)
- 心肝を寒からしめる(しんかんをさむからしめる)
- 心胆を寒からしめる(しんたんをさむからしめる)
- 背筋が寒くなる(せすじがさむくなる)
- 歳寒くして松柏の凋むに後るるを知る(としさむくしてしょうはくのしぼむにおくるるをしる)
- 土用布子に寒帷子(どようぬのこにかんかたびら)
- 土用綿入れに寒帷子(どようわたいれにかんかたびら)
- 夏布子の寒帷子(なつぬのこのかんかたびら)
- 眠い煙い寒い(ねむいけむいさむい)
- 母在りて一子寒く、母去りて三子寒し(ははありていっしさむく、ははさりてさんしさむし)
- ひだるさ欠伸、寒さ小便(ひだるさあくび、さむさしょうべん)
- 風流は寒いもの(ふうりゅうはさむいもの)
- 懐が寒い(ふところがさむい)
- 物言えば唇寒し秋の風(ものいえばくちびるさむしあきのかぜ)