殷鑑遠からずについて
殷鑑遠からず
いんかんとおからず

言葉 | 殷鑑遠からず |
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読み方 | いんかんとおからず |
意味 | 戒めとなる失敗の例は、すぐ身近にあるというたとえ。殷の国民が鑑(かがみ)とすべき手本は、遠い時代に求めなくても、前代の夏(か)の滅亡がよい戒めであるという意から。 |
出典 | 『詩経』 |
「殷」を含むことわざ
殷鑑遠からず(いんかんとおからず)
「鑑」を含むことわざ
殷鑑遠からず(いんかんとおからず)
亀鑑(きかん)
手本・模範となるもの。「亀」は占い、「鑑」は鏡の意。
人を以て鑑と為す(ひとをもってかがみとなす)
他人の言葉や行動を手本にして、自分を正せということ。「鑑」は手本・模範の意。
「遠」を含むことわざ
足が遠のく(あしがとおのく)
今までよく言っていた場所へ、訪れる機会が少なくなる。疎遠になる。
中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
ぴったり当たっていないが、ほぼ的中と言えるということ。 「中らず」は「当たらず」とも書く。
犬の遠吠え(いぬのとおぼえ)
弱い者や臆病な者が、陰で虚勢を張り陰口をたたくことのたとえ。弱い犬は、強い相手に対しては遠くから吠え立てることから。
噂は遠くから(うわさはとおくから)
噂は事情を知っている人間からではなく、外部から発生することが多いということ。
遠水、近火を救わず(えんすい、きんかをすくわず)
遠くのものは、急の用には役立たないというたとえ。遠くの水は、近くの火事を消す役には立たないという意から。
遠慮会釈もない(えんりょえしゃくもない)
相手を気遣うこともなく、自分の思い通りに事を行うさま。 「会釈」は、思いやりの意。