遠水、近火を救わずとは
遠水、近火を救わず
えんすい、きんかをすくわず
言葉 | 遠水、近火を救わず |
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読み方 | えんすい、きんかをすくわず |
意味 | 遠くにあるものは、緊急時には役に立たないということ。
遠くにある水は、近くの火事を消すのには役に立たないとの意から。 |
出典 | 『韓非子』 |
類句 | 遠い親戚より近くの他人 |
使用漢字 | 遠 / 水 / 近 / 火 / 救 |
「遠」を含むことわざ
- 足が遠のく(あしがとおのく)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 犬の遠吠え(いぬのとおぼえ)
- 殷鑑遠からず(いんかんとおからず)
- 噂は遠くから(うわさはとおくから)
- 遠慮会釈なく(えんりょえしゃくなく)
- 遠慮会釈もない(えんりょえしゃくもない)
- 遠慮が無沙汰(えんりょがぶさた)
「水」を含むことわざ
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- 汗水垂らす(あせみずたらす)
- 汗水流す(あせみずながす)
- 汗水を流す(あせみずをながす)
- 頭から水を浴びたよう(あたまからみずをあびたよう)
- 頭から水を掛けられたよう(あたまからみずをかけられたよう)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 魚と水(うおとみず)
- 魚の水に離れたよう(うおのみずにはなれたよう)
- 魚の水を得たよう(うおのみずをえたよう)
「近」を含むことわざ
- 遠慮なければ近憂あり(えんりょなければきんゆうあり)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 学を好むは、知に近し(がくをこのむは、ちにちかし)
- 北に近ければ南に遠い(きたにちかければみなみにとおい)
- 君子、危うきに近寄らず(くんし、あやうきにちかよらず)
- 剛毅朴訥、仁に近し(ごうきぼくとつ、じんにちかし)
- 酒と朝寝は貧乏の近道(さけとあさねはびんぼうのちかみち)
- 性相近し、習い相遠し(せいあいちかし、ならいあいとおし)
- 近くて見えぬは睫(ちかくてみえぬはまつげ)
「火」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足元に火が付く(あしもとにひがつく)
- 熱火子にかく(あつびこにかく)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 油紙に火が付いたよう(あぶらがみにひがついたよう)
- 油紙に火の付いたよう(あぶらがみにひのついたよう)
- 油紙へ火の付いたよう(あぶらがみへひのついたよう)
- 暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
- 家に女房なきは火のない炉のごとし(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)
「救」を含むことわざ
- 遠水、近火を救わず(えんすい、きんかをすくわず)
- 薪を抱きて火を救う(たきぎをいだきてひをすくう)
- 同舟相救う(どうしゅうあいすくう)
- 火を以て火を救う(ひをもってひをすくう)