蟻の塔を組む如し
ことわざ「蟻の塔を組む如し」の意味・読み方・異形などを解説します。
蟻の塔を組む如し
ありのとうをくむごとし
| 言葉 | 蟻の塔を組む如し |
|---|---|
| 読み方 | ありのとうをくむごとし |
| 意味 | 力の弱い者でも、手を休めずにこつこつと積み重ねていけば、そのうち大きな事業をやりとげるまでになる、というたとえ。
「塔」は、ありづかと呼ばれる蟻の巣のこと。蟻が土や落ち葉を一つずつ運び、背の高い巣を築き上げる様子から。 「蟻の塔を積む如し」「蟻が塔を組む」ともいう。 「塵も積もれば山となる」も、これと近い意味をもつ。蟻が出てくる言葉に「蟻集まって樹を揺るがす」「蟻の思いも天に届く」もある。 |
| 例文 | 町の人たちが毎年少しずつ植えてきた桜が、二十年たって川沿い二キロの並木になった。まさに蟻の塔を組む如しだ。 |
| 異形 | 蟻が塔を組む(ありがとうをくむ) |
| 蟻の塔を積む如し(ありのとうをつむごとし) | |
| 場面 | 努力する / 積み重ね / 虫 |
| 使用漢字 | 蟻 / 塔 / 組 / 如 / 積 |
「蟻」を含むことわざ
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 蟻集まって樹を揺るがす(ありあつまってきをゆるがす)
- 蟻が鯛なら芋虫ゃ鯨(ありがたいならいもむしゃくじら)
- 蟻の穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)
- 蟻の甘きにつくが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
- 蟻の熊野参り(ありのくまのまいり)
- 蟻の這い出る隙もない(ありのはいでるすきもない)
- 千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰いゆ(せんじょうのつつみもろうぎのあなをもってついゆ)
- 千里の堤も蟻の穴から(せんりのつつみもありのあなから)
「塔」を含むことわざ
- 砂を集めて塔を積む(いさごをあつめてとうをつむ)
- 金字塔(きんじとう)
- 五重の塔も下から組む(ごじゅうのとうもしたからくむ)
- 石塔の赤い信女が又孕み(せきとうのあかいしんにょがまたはらみ)
- 象牙の塔(ぞうげのとう)
- 塔は下から組め(とうはしたからくめ)
「組」を含むことわざ
- 五重の塔も下から組む(ごじゅうのとうもしたからくむ)
- 座禅組むより肥やし汲め(ざぜんくむよりこやしくめ)
- 手を組む(てをくむ)
- 塔は下から組め(とうはしたからくめ)
- 徒党を組む(ととうをくむ)
- 四つに組む(よつにくむ)
「如」を含むことわざ
- 油に水の混じる如し(あぶらにみずのまじるごとし)
- 雨、車軸の如し(あめ、しゃじくのごとし)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 危うきこと累卵の如し(あやうきことるいらんのごとし)
- 蟻の甘きにつくが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 如何せん(いかんせん)
- 市に帰するが如し(いちにきするがごとし)
- 一利を興すは一害を除くに如かず(いちりをおこすはいちがいをのぞくにしかず)
- 一見、旧の如し(いっけん、きゅうのごとし)
