「胆」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 12 件
「胆」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
生き胆を抜く(いきぎもをぬく)
人をひどく驚かせる。 「生き胆」は生きている動物の肝。
肝胆相照らす(かんたんあいてらす)
互いに心の底まで打ち解けて親しく付き合うことのたとえ。「肝胆」は、肝臓と胆嚢のことで、転じて心の奥底の意。
肝胆地に塗る(かんたんちにまみる)
戦乱に巻きこまれた人々が、目をおおうほど無残に殺されること。激しく血を流して戦うことや、ひどい苦しみを味わうことのたとえとする用法も見られる。 「肝胆」は肝臓と胆のう(肝臓の下にある、消化を助ける液をためる小さな袋)。体の奥にあるはずの臓器が、土の上に散って泥によごれるという、むごい死に方を表した言葉。 『史記』では、蒯通(かいつう)が韓信に、楚と漢が天下を争っているせいで罪のない人々がこのような目にあっていると説く場面にこの言葉が見える。よく似た表現に[[肝脳地に塗る*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/6687.php]]があり、「地に塗る」を使った言葉に[[一敗地に塗れる*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2524.php]]がある。
肝胆も楚越なり(かんたんもそえつなり)
隣り合って離れようのない間柄が、はるか遠国どうしのように隔たって見える。 すぐそばにいる者どうしほど、いったん背けば深く割れる。
肝胆を砕く(かんたんをくだく)
大変苦労して、努力するたとえ。心を尽くすたとえ。「肝胆」は、肝臓と胆嚢のことで、転じて心の奥底・真心の意。
肝胆を披く(かんたんをひらく)
心を開いて打ち明けること。
胆が据わる(きもがすわる)
どんな状況にも慌てたり恐れたりせず、落ち着いていて度胸がある様子。 「肝」は「胆」とも書く。 また、「胆が据わる」は「たんがすわる」とも読む。
胆を嘗める(きもをなめる)
たいへんつらい目を見ること。なかでも、かたき討ちや、大きな望みをかなえるといった目当てのために、つらさを味わう場合にいう。 古代の中国で、越(えつ)の国の王であった勾践(こうせん)は、呉(ご)に負けたあと、座る場所のそばに苦い胆(きも)を置き、飲み食いのたびにそれをなめて、敗れた恥を心にきざんだ。勾践はやがて呉をほろぼした。 四字熟語「[[臥薪嘗胆*https://yoji.jitenon.jp/yojic/1128.html]]」のうち「嘗胆(しょうたん)」の部分を、訓読みして日本語の言い回しにしたもの。辞典によっては「胆を嘗める」の字を当てる。勾践にまつわる言葉には「[[会稽の恥を雪ぐ*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/32.php]]」もある。
心胆を寒からしめる(しんたんをさむからしめる)
心の底から恐れおののかせること。震え上がらせること。 「心胆」は、きもったまのこと。 「心肝を寒からしめる」ともいう。
胆斗の如し(たんとのごとし)
肝が据わっていることのたとえ。度胸があって落ち着いていることのたとえ。 「斗」は、一斗(十升)入る枡(ます)のこと。 胆の大きさが一斗の枡ほどあるとの意から。
胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す(たんはだいならんことをほっし、こころはしょうならんことをほっす)
度胸は大きく持ちたいし、注意は細やかでありたいということ。 「胆大心小」ともいう。
胆を練る(たんをねる)
物事を恐れたり気おくれしたりしないように、精神力を鍛える。
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