「隠者」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 18 件
「隠者」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全18件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
足を万里の流れに濯う(あしをばんりのながれにあらう)
世間のしがらみから遠く離れ、大らかな心持ちで生きること。 はるかな大河に足を浸して、身に付いた濁りを流し去る意から。
石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)
俗世間から離れ、自然の中で自由な生活をすること。 石を枕にして眠り、起きれば川の水で口を洗うということから。
王侯に事えずその事を高尚にす(おうこうにつかえずそのことをこうしょうにす)
高い地位にある者に召し抱えられる道を選ばず、おのれの身の処し方をけだかいものと考えて、それを崩さずに生きること。栄達に目もくれない生き方をいう。
霞を食う(かすみをくう)
俗世間を超越した生き方をすること。 仙人が、霞を食べて生きていると言われたことから。
冠を挂く(かんむりをかく)
勤めを返上して、その座から離れる。 後漢の逢萌が、帝位を奪った者に仕えるのを嫌い、役目の証である被り物を都の門柱へ引っ掛けて姿を消した、という身の処し方から出ている。 「挂」は、引っ掛けること。
箕山の節(きざんのせつ)
官に就く道をみずから退け、山に入って世の誉れや地位に心を動かされずに過ごすこと。尭が帝位を譲ると持ちかけたのを許由が受けず、箕山の奥へ移り住んだという故事から。
草の庵(くさのいおり)
屋根を草で葺いただけの小さな住まい。世間から身を退いた者が構える、飾り気のない住処を指す。
山中暦日なし(さんちゅうれきじつなし)
山の中で俗世間を離れて暮らしていると、月日の経つのも忘れるということ。「暦日」は、月日の意。
松菊猶存す(しょうきくなおそんす)
陶淵明が官を辞して家に戻ったとき、庭は草に埋もれていたが、寒さに負けない二つの草木だけは元のまま立っていた。 世を離れた暮らしにも古い友は残り、荒れた時代にも身を折らない者はいる、という二筋の読み方がある。
大隠は市に隠る(たいいんはいちにかくる)
悟りきった隠者は、深山や辺地に籠もったりせず、かえって町なかで世人に紛れて生きるという。 「大隠」は道を極めた隠者を指す。
竹林の七賢(ちくりんのしちけん)
中国晋代に、俗世間を避けて竹林に集まり、清談を行った七人の隠者のこと。阮籍・嵆康・山濤・向秀・劉伶・阮咸・王戎の七人。
塵を出ず(ちりをいず)
濁った世の外へ身を移す。 髪を下ろして仏門に入ることをさす。 「塵」は、世の煩わしさをたとえた語。
塵を絶つ(ちりをたつ)
足跡すら残さぬ速さで先へ行き、後ろの者を寄せつけない。 そこから、世のわずらいに染まらぬ身の置き方や、抜きん出た人柄をいう。
野人暦日なし(やじんれきじつなし)
田畑を相手に暮らし、世間の用向きに関わらない者には、暦に刷られた行事も日の善し悪しも要らない。 勤めから離れて、日付を気にせずに過ごす身の上にも用いる。
世を忍ぶ(よをしのぶ)
人目を避けて隠れること。世間に隠れて暮らすこと。
世を捨てる(よをすてる)
出家すること。俗世間から離れて静かに暮らすこと。
世を遁れる(よをのがれる)
俗世間を逃れて隠れ住むこと。また、出家すること。
世を憚る(よをはばかる)
世間に気がねすること。世間との交わりを避けること。
