「蒲」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 7 件
「蒲」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
石に蒲団は着せられず(いしにふとんはきせられず)
親が生きているうちに孝行すべきで、死後に悔やんでも遅いということ。 墓石に布団を着せて温めても無意味であることから。 「石」は「墓」ともいう。
いずれ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)
二つ、またはいくつかのものがどれも同じくらい見事で、一つを選ぼうにも決めかねてしまうこと。 カキツバタとアヤメは、どちらも美しい花で見た目がそっくりなため、見分けにくいことから。 短く「何れ菖蒲」とも、また「菖蒲と杜若」と並べた形でも用いる。 源頼政が怪物を退治した手柄で、菖蒲前(あやめのまえ)と呼ばれる女性を褒美に授かることになったが、よく似た女性たちの中から本人を当てるように言われて迷い、そのとまどいを歌に詠んだ。『太平記』に見えるこの話がもとだとされる。
いらぬお世話の蒲焼(いらぬおせわのかばやき)
こちらが望んだわけでもないのに手を出されたときに、突き放して言う。 「世話を焼く」の「焼く」を鰻の蒲焼へ滑らせた口合いで、うるさがる気持ちを軽口に包んでいる。
おせせの蒲焼き(おせせのかばやき)
誰も頼んでいないのに、人の事柄にまで首を突っ込んで、あれこれ世話を焼きたがること。そんなおせっかいな人を呼ぶのにも使う。 「おせせ」は「お世話」のくだけた言い方。世話を「焼く」の言い回しから、鰻などを開いて焼く料理の「蒲焼き」を連想させ、しゃれに仕立てている。 口出ししてくる相手をはねつけるときにも口にし、同じしゃれの言い回しには[[いらぬお世話の蒲焼*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2540.php]]、意味の近い言葉としては[[大きなお世話*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/5264.php]]がある。
十日の菊、六日の菖蒲(とおかのきく、むいかのあやめ)
たった一日ずれただけで、それまでの値打ちが丸ごと消えてしまう。 物には出しどきがあり、外せば同じ品でも用をなさない。 「六日の菖蒲、十日の菊」ともいう。 また、単に「十日の菊」「六日の菖蒲」ともいう。 時期を外したものを、法会に遅れて届けられた供え花に見立てて言う句には「[[会に合わぬ花*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8968.php]]」がある。
蒲柳の質(ほりゅうのしつ)
からだが弱く、病気になりやすい体質のこと。カワヤナギ(蒲柳)の枝がか細く、秋にはほかの木々に先がけて葉を落とす姿から来た言葉。
山の芋を蒲焼にする(やまのいもをかばやきにする)
あまりにも早計な行為のたとえ。 [[蕪は鶉となり、山芋は鰻となる*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4562.php]](起こるはずのないことが時には起こることのたとえ)という言葉でたとえに用いられている山芋がまだ鰻にもなっていないのに蒲焼にしようとすることから。
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