「粕」を含む故事・ことわざ・慣用句
「粕」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
選んで粕を摑む(えらんでかすをつかむ)
えり好みをし過ぎたために、かえってつまらないものを掴んでしまうたとえ。
粕を食う(かすをくう)
小言をいわれたり、厳しく注意されたりすること。 主に、演劇関係で用いられる。 「粕」は「糟」とも書く。
古人の糟粕(こじんのそうはく)
物事の真髄は、言葉や文字で伝えることはできないということ。 「古人」は昔の賢人のこと。 「糟魄」は酒かすのこと。 言葉や文字で伝えることのできる知恵は、酒かすのように残りかすでしかないという意味から。 書物や学問を軽視した言葉。 「糟魄」は「糟粕」とも書く。
糟粕を嘗める(そうはくをなめる)
先人の真似だけで、工夫や進歩などが一つもないことのたとえ。 「糟粕」は酒粕のことで、よい部分の残り物のたとえ。