「限」を含む故事・ことわざ・慣用句
「限」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
足を限りに(あしをかぎりに)
歩ける限り。足の力が続く限り。
限りを尽くす(かぎりをつくす)
持てるかぎりのものを全て出し尽くすこと。
楠の木分限、梅の木分限(くすのきぶげん、うめのきぶげん)
生長は遅いが、着実に根を張り大木となる楠の木のように堅実な金持ちと、生長が早い梅の木のようなにわか成金のたとえ。「分限」は、「ぶんげん」とも読み、金持ちのこと。
声を限りに(こえをかぎりに)
出せる限りの大声を出すこと。
酒は三献に限る(さけはさんこんにかぎる)
酒は適量を飲むのがいいということ。「三献」は酒宴の礼法で、大・中・小の杯で酒を三杯勧めることを一献といい、それを三回繰り返した三献がほどよい量ということから。
沙汰の限り(さたのかぎり)
是非や善悪を議論する必要もないほどに悪いこと。論外。 「沙汰」は物事の是非や善悪を議論すること。
西風と夫婦喧嘩は夕限り(にしかぜとふうふげんかはゆうかぎり)
西風と夫婦喧嘩は夜になるとおさまるということ。