「及」を含む故事・ことわざ・慣用句
「及」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
相手の実力があまりにもすぐれていて、自分とは比べものにならないこと。
足元にも及ばない(あしもとにもおよばない)
相手の実力があまりにもすぐれていて、自分とは比べものにならないこと。
言うに及ばず(いうにおよばず)
わざわざ言う必要がない。言うまでもない。
一議に及ばず(いちぎにおよばず)
わざわざ議論する必要もない。
一戦に及ぶ(いっせんにおよぶ)
決着をつけるために、ひと勝負する。
及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)
どんなに頑張ってもとうてい不可能なことのたとえ。また、いくら望んでも見込みのない恋のたとえ。「及ばぬ恋」と「鯉の滝登り」をかけていった言葉。
及び腰になる(およびごしになる)
形勢が不利であったり、自信がなかったりして消極的な態度をとること。
及びも付かない(およびもつかない)
差がありすぎて、到底かなわない。
子細に及ばず(しさいにおよばず)
細かいことを言う必要はないということ。
駟も舌に及ばず(しもしたにおよばず)
失言は取り返しがつかないから、言葉には十分気をつけよということ。 「駟」は四頭立ての馬車。 一度口にした言葉は、四頭立ての速い馬車で追っても追いつけないという意味から。 「駟馬も追う能ず(しばもおうあたわず)」ともいう。
過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)
物事の度が過ぎると、足りないのと同じくらい良くないので、何事もほどほどが最良だということ。
是非に及ばず(ぜひにおよばず)
どうすることもできない。仕方がない。やむを得ない。そうするしかない。 その物事の善悪を議論する余裕がないということから。 本能寺の変で織田信長が言ったとされる言葉。
力及ばず(ちからおよばず)
精一杯努力したが、力不足で残念な結果に終わる様子。
風する馬牛も相及ばず(ふうするばぎゅうもあいおよばず)
たがいに遠く離れていることのたとえ。 「風」は盛りがつくこと。 盛りのついた馬や牛が、雌雄互いに求め合っても遠く隔たっていて会う事が出来ないとの意から。 転じて、自分とは無関係であること。また、そのような態度をとること。 「風する馬牛も相及ばず(ふうするばぎゅうもあいおよばず)」ともいう。
累月に及ぶ(るいげつにおよぶ)
数か月に渡って続くこと。