曳白
ことわざ「曳白」(えいはく)の意味・読み方を解説します。
曳白
えいはく
| 言葉 | 曳白 |
|---|---|
| 読み方 | えいはく |
| 意味 | 詩や文章を作ろうと紙を広げ、筆を執ったまま、ひと文字も書き出せないこと。中でも、試験の問いに何ひとつ答えられず、真っ白な答案を出すことを指す。
「曳」はひきずる、「白」は文字のない紙のこと。唐の天宝二年(743年)、役人を選ぶ試験で張奭(ちょうせき)という者が一番になった。張奭はもともと学問のない人だったが、父が皇帝のお気に入りだったため、試験を取りしきる苗晋卿(びょうしんけい)がその父の機嫌をとろうと上位にしたのだった。世間の不満が高まるなか、安禄山が折を見てこれを玄宗皇帝に告げ、皇帝がみずから試験をやり直すと、張奭は一日じゅう紙を持ったまま筆を下ろせなかった。このありさまが、人々の間で「曳白」と呼ばれた。 反対に、詩をたちまち作り上げるすぐれた才能は七歩の才という。 |
| 例文 | 作文の時間、原稿用紙を前に一時間うなり続けたが、結局は曳白に終わった。 |
| 出典 | 『新唐書』苗晋卿伝 |
| 場面 | 才能・能力 / 文章 |
| 使用漢字 | 曳 / 白 |
